三重県立伊勢高等学校のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
この度、伝統ある本校の第二十一代校長として着任いたしました向井英規です。伊勢神宮を仰ぎ見るこの歴史ある地で、向学心に燃える若き才能とともに歩む機会を得ましたことを、身の引き締まる思いで受け止めております。
本校の校歌の結びには、「世界の風に つばさを張れよ」という一節があります。私はこの言葉に、本校が目指すべき教育の真髄が込められていると感じています。
現代社会は、予測困難で変化の激しい時代と言われています。しかし、視点を変えれば、それは自らの知性と意志で新たな道を切り拓いていける、可能性に満ちた時代でもあります。生徒の皆さんには、本校での学びを通じて、変化の風を自らの推進力に変え、大きく羽ばたくための「翼」を鍛え上げてほしいと願っています。
その翼を支える骨格となるのは、誰かに頼るのではなく、自ら問いを立て、深く考え、納得のいく答えを導き出そうとする姿勢です。日々の授業や探究活動の中で養われる確かな学力は、いかなる逆風の中でも自分を見失わず、目的地へと進むための確かな指針となります。
また、翼を広げるための筋肉となるのは、部活動や学校行事で培われる折れない心、そして仲間との切磋琢磨を通じて得られる多様な価値観への理解です。本校が重んじる「文武両道」は、単なる活動の両立ではありません。一つひとつの経験が互いに響き合い、一人の人間としての厚みを増していく過程そのものです。
生徒たちがこの学び舎から「世界」という大海原へ、そして未来という「風」の中へと、自らの力で力強く翼を広げて飛び立っていけるよう、教職員一同、全力で支援してまいります。
保護者の皆様、同窓会の皆様、そして地域の皆様におかれましては、本校の教育活動への深いご理解とご支援を賜りますよう、心よりお願い申し上げます。
三重県立伊勢高等学校 校長 向井 英規





