【全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会 NHK会長賞受賞】

11月17日(日)に六本木ヒルズ ハリウッドプラザで全国高等学校定時制通信制生徒生活体験発表大会が開催されました。10月におこなわれた県大会で優勝(三重県知事賞受賞)した本校3年生の 石坂 翔太 さんが、三重県代表としてこの大会に出場しました。

全国から60人の定時制通信制の生徒が参加し、午前中は参加者が5会場(12人ずつ)に分かれ発表しました。第2会場で発表することになった石坂さんは原稿を見ないで堂々と語る他の発表者の姿を見ても圧倒されることなく、落ち着きと自信のある姿勢で発表しました。審査により、午後の発表をする3人が選ばれますが、どの発表も非常に素晴らしく、選考は難しかったのではないかと思われます。その中で、石坂さんは午後の発表者に選出され、もう一度発表することとなりました。

 午前中の各会場から3人ずつ、計15人が午後に発表しました。審査員の数が増え、会場も広くなり緊張感が高まるなか、発表が始まりました。それぞれの発表者から、自身の経験やそこから気づいたことなどが時には熱く、時には落ち着きを含んで語られました。その中で石坂さんは、午前の発表以上に緊張を感じながらも、原稿を見ず、自分らしさを発揮して最後まで発表することができました。

 そして審査結果が発表され、石坂さんは3位に相当するNHK会長賞を受賞しました。このことは大変大きな成果ですが、石坂さん自身が発表でも「本当にずっとずっと避けてきました」と述べていた「人前に立つこと」を三重県、そして全国の舞台で経験することができたのは、石坂さん自身にとって何物にも代えがたい財産となったのではないかと思います。発表のタイトル『-チャンス、チャレンジ、チェンジ-』のとおり、今回の機会に挑んだことが、石坂さんの更なる飛躍につなげればと願っています。