環境に配慮した共同住宅用語集 |
|
ビオトープネットワーク 各種ビオトープや屋上緑化等を組み合わせ、計画し、鳥や昆虫などが自由に活動出来る様に、生き物の生息空間を人の手によって作りだす事。 |
|
ビオトープとは・・・。 生態系の保全・回復や身近な自然とのふれあいを目的とし、鳥や昆虫など野生生物の生息に配慮した場所。 |
屋上緑化とは・・・。 建物の屋上を緑化する事。都市のヒートアイランド現象の抑制目的や省エネルギー効果を高めることが可能。 |
ビオトープネットワーク構成における基準階平面計画とランドスケープデザイン | |
緑化ネットワークトライアングルの形成![]() |
|
屋上ビオトープ→各階共用緑化スペース→グランドラインレベルのビオトープ | |
上の3要素を組み合わせて、野生生物の生息空間の確保を計画しました。 屋上ビオトープでは生物のみならず、作物の共同栽培が出来るように計画しました。植物栽培は環境に優しいだけでなく、 人のメンタルケアにも役立ちます。 共同住宅は各戸のプライバシーの優先がとかく言われがちですが、 他人同士が共同で植物(作物)の栽培を行うことにより、円滑な人間関係の形成にも役立つと考えました。 屋上ビオトープと同様の機能を持つ共用緑化スペースを各階に設け、地上から各階、屋上へとネットワークが立体的に機能す る計画です。 また、地上では、大きな噴水から流れ出る人工の川に、水中生物を生息させる事にしました。 ビオトープの中に水を利用した計画を配置する事は、水資源の循環システムを取り入れることを可能にします。雨水を蓄え、人 工川の流水に使用し、排水で地下水の涵養を行います。さらに、川の中程に浅い水たまりを設け、共同住宅の生活者が水辺 の生物とふれあう場所も作りました。 |