本校弱視教員の幼少期からの生活体験談から、弱視の見え方や困り感などについて話しあった。その中で、弱視児に対する早期からの適切な処置(レンズ、単眼鏡などの処方)や、主に学習面における教育的支援・配慮が重要であることがわかった。
眼の構造や眼疾患など医学的な勉強についても、模型を用いて確認しながら研修できてよかった。
拡大読書器の使い方については、生徒へ指導するにはもっと勉強が必要だと思うが、導入として様々な種類の拡大読書器の特徴を知ることができた。また、拡大読書器については必要に迫られないと使い方を忘れてしまいがちなので、定期的に研修を行っていきたい。
シミュレーションレンズでの弱視体験では、フォントの大きさだけでなく、色遣いについても比較して見ることができたのでよかった。
弱視の先生方から「見え方」について聞かせてもらった研修は、一番直接的にわかりやすく、すぐ使える内容として記憶に残った。児童・生徒からは、どのような見え方をしているのかなかなか聞けないため、大人の方から詳しく聞かせてもらえ、とても参考になった。
今回の弱視グループの研修内容は、メンバーで相談して決め取り組んだものだったので、どれも興味を持って取り組むことができた。今後も、弱視児童・生徒一人ひとりに対する指導・支援についてより一層の理解を深め、実践をしていきたい。