三重県立盲学校

グループ別研修 ADL(調理)グループ
第6回  りんご、はっさく、の皮を包丁を使ってむく。

視覚的情報の蓄積があれば、個人差はあるでしょうが、結構いろんなことができてしまいます。問題は、先天的な場合どうするかですよね。数多くの実体験をどんなふうに設定するかでしょうかね?

普段からりんごむきをよく行っているためか、これまでの実習よりもスムーズに行うことが出来た。経験の大切さが分かった。

ただ、1/2の大きさから1/4の大きさに切る時に2つを同じ大きさにするのが難しかった。

りんごのように、球体のものを包丁で均等に切り分けるのは難しい。

りんごの下の部分がでこぼこだと、置いて安定させることができないので、しっかりと手で確認する必要がある。全盲のT先生は、手をまな板代わりにしてりんごの縦割りをしていた。まな板に置くより握って切るほうが、やりやすいとのことであった。

最後に

調理に関しては、経験があると、かなりできるが、先天盲でまったく調理をしたことのない生徒にたいしての指導は、スモールステップで行なわないと、全体の把握が難しいので、恐怖をもってしまうと思った。

指導するに当たっては、生徒の経験の有無や性格、視覚以外からの情報を得ることなどが、大きなポイントになることも、確認できた。


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