家庭科室は結構広いので、なかなか必要な物を探し出すことができない。引き出しにしまってあるものは、特になにがどこにあるのか、表示してあっても探し出すことが難しかった。毎日自分で使うのなら、決まった位置に、自分が工夫して取り出しやすく収納しなくては、時間が無駄になる。整理整頓が基本だと思う。
最初に、粉類をボウルに入れるのだが、飛び散らないように袋を開けること、こぼさないように袋からボウルに移すこと、袋から粉がすべて入りきったかどうか、確認することなどが、むずかしかった。
次に、卵を割りいれた。日常よく行なっている動作だが、改めて卵を割る場所や、ひびの入り加減を確かめることは、けっこう難しい。また、殻のかけらが入っていても、分からないと思う。
パックを開けることは指先だけでもできるが、ボウルにこぼさないように入れることは、おっかなびっくりで、人に見てもらってやるほうが、心強い。特に、粉が白いので、牛乳を入れても、音がしないし、入っているのかどうかが確かめられないので、弱視にとっても、やりにくいだろう。
ボウルを左手でしっかりと固定させてから、泡だて器でかき混ぜる。固定させていないと、どこにホットケーキの種があるのか分からないので、こぼしそうで不安になる。また、しっかりと混ざったかどうかが、手ごたえだけだと、分かりにくい。
次にホットプレートをセットして、油をひくのだが、油がどのくらい入ったか、大変に分かりにくかった。定量入るグッヅが便利だと思う。
よくまぜた種を、おたまじゃくしで流し入れる。
大きなホットケーキやたくさんの枚数を焼くことはしないほうがいい。せめて2〜3枚だと、ホットプレート上の管理ができる。ひっくり返すときは、空白のスペースを確認してから返したほうがいいが、手で確認は熱いので、かなり慎重になる。
最後に、皿に移すのだが、フライパン返しの上にホットケーキをのせたかどうか、手指の感覚だけでは、確認できない。また皿の真ん中に入れることは、修練が必要のようである。
こな粉を混ぜるのにこぼさないようにするには、深めのボールがいいのかもしれないが、ボールからホットプレートに生地を移す時に位置感覚が取りにくいので、やはり使うのは普通サイズの方がいいのか?ただし、作業的には生地をホットプレートに移すよりもフライ返しでひっくり返す方が難しかった。なるべく真ん中あたりにしたはずが、端に乗り上げてしまった。ホットプレート自体が熱くなっているので、気をつけながら大きさ(ホットプレート、ホットケーキ共に)を確認しなくてはならない。
焦げ付かないホットプレートって、なかなかいいですね。一人暮らしにはずいぶん汎用性が高い道具だろうなと思いました。
種をおたまでホットプレートに流し入れる作業では、ホットプレートのどの辺りに入っているかがわかりにくかった。焼けてくるのは、においで、ある程度わかった。フライ返しでひっくり返すのは、ホットプレートのどの辺りにひっくりかえっているか、わからずに不安だった。