三重県立盲学校
歩行グループ研修
「児童・生徒の実態、授業実践の事例から深める歩行指導研修」
第4回歩行指導グループ研修
平成18年2月24日(金)
「各事例の振り返りとその後の様子。研修成果を講座の教材に生かしていくために」
1.小学部児童の指導とその後
その後の指導を通しての課題提起
- 後輩児童に学校内の様子を丁寧に優しく教える事により、自分でも 確認している。
- 痛みの経験不足
- 自分が教える事により聞き出すポイントを得る。
- 全盲の人に歩行介護される弱視者の体験。
- 視覚障がい者同士で教え合うと分かりやすい。
- 怪我をしないよう、痛みを与えないよう心配の無いよう納得させて 言葉で充分状況を説明する。
- 楽しさの中での訓練が大事。
- 発達と自我形成の過程で痛みの経験不足は克服できると思う。
2.専攻科保健理療科生徒の指導とその後
- コンビニに2回程行けた。
- 歩けるようになったかなと思う。
- 自分自身でランドマークを見つけつつある。
- 繰り返しの歩行指導が効果を現しつつあるのかもしれない。
- 大きなぬいぐるみ付きの鈴を白状に付けた。歩行の妨げになるかならないかを見定める必要もある。
3.保健理療科生徒の指導とその後
歩行指導員の交代により意欲の変化があるようだ。
4.グループ研修の成果を各種研修会・講座の教材・講演として活かしていくために
第二回目の言葉によるルートの説明体験と第三回目のシュミレーションレンズの実践について、良かったという声があった。
5.まとめ、来年度に向けて
- 市の合併や自立支援法の制定により福祉行政の変化があり、福祉グループの復活を望む。
- 小学部の障がいを併せ持つ児童に対する歩行指導の難しさ。白杖や歩行指導以前の課題がある。
- 歩行指導について保護者の参加も一考を。
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