三重県立盲学校
歩行グループ研修
「児童・生徒の実態、授業実践の事例から深める歩行指導研修」
第3回歩行指導グループ研修
平成17年11月28日(月)
「中途視覚障がい生徒の事例を通してU(強度弱視者の歩行指導)」
1.担任、授業担当からの問題提起(生徒の見え方の説明)
略
○歩行訓練の様子
- 白杖の振り方の練習。
- 階段上り、下りの練習
- アイマスクを用いての練習(夜間歩行を想定して)
2.シミュレーションレンズを使った体験学習
- 1.で説明のあった見え方を参考にしたシミュレーション。
- 階段の上り下りを体験した。
3.強度弱視者の歩行指導について考える
- 白杖の使い初めは?
- 白杖を持って相手に視覚障がいであることを知らせる。訓練を受ける機会も気もなかったので、白杖で単独歩行まで至っていない。
- 白杖を持とうと思ったのは、歩道を歩いているつもりが車道だったりということがあったりして、危険を痛切に感じたから我流で使っていた。(過去に)
- 盲学校小4の時、図工で作った白杖を持って遊んでいた。見えなくなるまでが急激だったので、悪くなったらすぐ持った。
4.まとめと次回のテーマ設定
- まとめ
- 光覚を頼りにすると、危ない時がある。アイマスクの使用は賭けのようなところがあるが、他の感覚がわかりやすくなる。白杖を持つことの意味を知る。(必要性)危険だと思って持つようになった。場面づくり、きっかけづくりも大事。
- 本人が白杖に抵抗感がなくなった頃、身内が白杖に抵抗感を持つようになった時期があった。そういうことを乗り越えて自分も家族も受け入れることができるようになった。
- 次回のテーマ設定
- ・今までとりあげた事例を振り返って、その後どうだったか皆で確認し、考えてみる。
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