三重県立盲学校
歩行グループ研修
「児童・生徒の実態、授業実践の事例から深める歩行指導研修」
第2回歩行指導グループ研修
平成17年10月7日(金)
「中途視覚障がい生徒の歩行指導 事例を通してT「
1.歩行指導事例報告(歩行訓練士による指導の様子)
学校から近くのコンビニまでの訓練の様子の紹介。
- 今後、安全確認をするゆとりがもう少し持てるとよい。
- 伝い歩きはある程度できているようであるが、空間を歩くことは難しいようである。
- 交差点横断時の指導の工夫やコンビニの玄関までの指導の見通し、このケースの中期的・長期的指導の見通しについて、歩行訓練士に質問してみてはどうか。
- ある程度、コンビニの近くまで行き、携帯などからコンビニへ電話をし、入り口まで手引きしてもらう方法もあるのではないか
2.校内歩行実習(生徒が作成した言葉による地図を題材に)
二人一組になり、生徒が作成したメモにしたがって、教室から大按摩室までの移動を実際に行った。
最後に感想など出し合った。
- 中途視覚障がいの生徒が伝い歩きで歩いたり、体の方向取りをしっかりしている様子を身をもって体験できた。
- これぐらい細かな説明があると、確かに目的地にたどりつくことができる。
- 学齢児童が伝い歩きや方向取りをせずに、空間を歩いていることを改めて確認できた。また、その技術的な難しさについても指摘があった。
- 伝い歩きや確実な方向取りに比べ、空間を歩くことは、危険性の高いことである。その危険性についても、指導していくことは必要であるし、場面に応じて注意を促して行く必要がある。
3.まとめ、次回のテーマ確認
次回のテーマ『弱視者に対する歩行指導』
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