No.6のレポートは作品制作です。スクーリングでは、作品の作り方を説明しますが提出はしません。次のことに注意して自宅で作品制作をし、それをレポートに添付して提出してください。

問一

●漢字仮名交じりの書の作品を作ってください。漢字仮名交じりの書とは、文字どおり漢字と仮名が交じっている文章のことです。題材としては、詩・俳句・短歌・格言・ことわざ・歌詞・小説の一節とし、自作は認めません。また、漢字と仮名(平仮名・片仮名)が使われていれば、英語などのアルファベットが含まれていてもかまいませんが、アルファベットのみの文章を作品にすることはできません。

 

●作品のサイズは半紙〜半紙1/2の間で大きさ・形・材質・色(がら)は自由です。

 

●文字数は十文字以上必要です。

 

●誤字・脱字があってはいけませんし、文字の書き換えをしてもいけません。(特に歌詞を題材に選ぶときは耳で聴いて知っているだけでは不十分です。)

 

●出典とは、小説・詩・俳句・短歌ならタイトル・作者、歌詞なら歌のタイトル・作詞者、格言はその言葉を言った人物のことです。ことわざはことわざとだけ書いておいてもらえば良いです。

 

●紙面構成とはこういう作品になるという、完成予想図のようなものです。レポートには紙の大きさを四角く線で示すとありますが、紙を丸や、その他の形にするときは、そのようにしてください。そこに文章を作品らしく構成して下さい。→それを元に作品制作します。

 

●落款とは、名前などのサインのことで、本文より小さく書きます。

   例)  ○○の詩花子書  ⇒詩の場合

      ○○の句花子書  ⇒俳句の場合

      ○○の歌花子書  ⇒短歌・歌(歌手名)の場合

      ○○の言葉花子書 ⇒格言の場合

      ○○の詞花子書  ⇒歌詞の場合

      △△より花子書  ⇒小説・歌(タイトル)の場合

      ことわざより花子書⇒ことわざの場合

 

  ○○には作者の名前がはいります。松尾芭蕉の句でも良いし、芭蕉の句でも良いですが、松尾の句というように苗字だけを使うのはいけません。

  △△にはタイトルがはいります。

  花子のところには自分の名前を入れます。苗字は省き、名前だけを使います。山本書のように苗字だけを使うことはありませんし、山本花子書とフルネームで使うこともありません。

 

●クラスは必要ありません。

 

●「書」のあとに印(はんこ)を押すことを想定して、落款の位置を決めます。

 

●作品制作をするときは紙のサイズ・文字数に応じて使用する筆を変えてください。(小筆か大筆か根元まで下ろしてある小筆か等)

 

●本文も落款も同じ筆で書いてください。

 

●墨色・書体・書風は自由です。皆さんの個性がでるように工夫してください。また、字の上手・下手ではありませんのでぜひ楽しい作品を作ってください。

 

  最後の締めくくりのレポートです。楽しんで取り組んでくださいね。

  また、わからないことがあれば、いつでも職員室に質問に来てください。

@ 作品にする言葉を正確に書いてください。

A 出典を正確に書いてください。(@Aとも記入漏れは再提出になります。

B 構成を考えて書いてください。それを元に作品制作をしてください。

問二

必ず感想を書いてください。

問三

@ 自分の考えを書いてください。

 古典についての感想でもいいし、どれが好きかということでもいいし、書かれた時代・国・地域などを比較してわかったことでもいいです。どんなことを書いてもいいですが、教科書の解説を書いてはいけません。繰り返しますが、自分の考えを書いてください。行の半分は埋めてください。

A 教科書・学習書を参考にしつつ答えてください。答えが合っているかとか間違っているかとか気にせず、自分の考えを書いてください。一生懸命考えて答えることが重要です。

問四

一年間の総まとめのつもりで、しっかり考えて書いてください。書いていないと再提出ですので、気をつけてください。

一年間お疲れ様でした。これでレポートは終了です。

作品を添付するのを忘れないでくださいね。

作品が自分のお気に入りになって、部屋に飾れるといいですね。