古来、「楷書は立つが如く、行書は歩むが如く、草書は走るが如し」などと人の形態に例えられています。楷書は一点一画を切り離して書くので書くのに時間がかかります。草書はもともと速書を目的とし、点画が極端に省略されているので、速く書ける反面判読が難しいです。行書は楷書より速く書けて草書よりも判読が容易であるという特性を持っています。また、行書は楷書に近いものから草書に近いものまで幅が広いので、書く人の個性が強く反映しやすい書体です。

問一二

(教)P32を見てください。

問三

(教)P3347113を見てください。問題の一部に語句を答えるものが紛れ込んでいます。

蘭亭序は、流觴曲水の宴で詠まれた詩をまとめた詩集につけられた序文です。ちなみに、流觴曲水(りゅうしょうきょくすい)の宴(小川のほとりに各々が座り、詩を詠みお酒を飲む遊び)に 41名が参加して、そのうち、詩が二首できたのは王羲之はじめ11名、一首できたのは15名、(息子の)王献之など16名は詩を作ることができず、罰としてお酒を三斗飲まされたそうです。度量衡が現代と全く同じかどうかは知りませんが、恐ろしい罰ゲームです。

風信帖の筆者空海は、入定()後弘法大師という諡号を賜ったので、そちらの名前で覚えている人もいるかもしれません。空海には逸話が数多く残されており、「弘法も筆の誤り」や「弘法筆を選ばず」等のことわざもあります。三重県にも弘法大師ゆかりの井戸などが各地にあります。

問四

NO.1のレポートと同じく、好きな古典を答える問題です。理由は教科書の解説文を写すのではなく、自分の感じたことを記入してください。

問五

(教)P44112 (学)P56を見てください。