付点音符

  たま(符頭)の右横に1つの小さな点を付けた音符を付点音符といい、その小さな点を付点という。付点は基になっている音符の2分の1の長さに当たり、付点音符の表す音の長さは、基になっている音符の1と2分の1倍になる。例えば付点2分音符は、基になっている2分音符が2拍(4分音符を1拍とした場合)。そして、さらに付点が2分の1拍分で、1拍だから加えると2+1=3で3拍となる。

付点休符

  休符にも音符と同じように付点をつけることがある。付点の付けられた休符を付点休符という。付点の表す意味は、付点音符と同様に付点休符の表す休みの長さは、基になっている休符の1と2分の1となる。だから4分音符を1拍とした場合、付点2分休符は基になっている二分休符が二拍であり、付けられている付点の長さは二拍の二分の1の長さであるから一拍となる。2+1=3で、三拍となる。

複付点音符・複付点休符について。

  付点音符(付点休符)に付けられた点は、基の音符の半分の長さを表しますが、その右横にさらにもう1つ点をつけることがある。それらの音符(休符)を複付点音符複付点休符)という。                        一つ目の付点は基の音符の長さの2分の1の長さを表すのですが、2つ目の点は1つ目の点のさらに半分(つまり基の音符の4ぶんの1)の長さを表します。

例えば複付点2分音符であれば(4分音符を1拍とした場合)1つ目の付点1拍と2つ目の付点2分の1拍を基の2分音符2拍に加えるので、2+1+2分の1=3と2分の1で

3と2分の1拍となります。

 

*付点は、それぞれ、同じように見えるのですが、付点の左横の音符によってそれぞれちがってきますので、気をつけましょう。


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