レポートNo.6
教科書p.124~153
電流を流そうとするはたらき
私たちが利用している電気製品の中にはさまざまな部品が組み込まれている。電気製品の部品の最小単位を素子といい,素子を組み合わせてつくられた電流の通り道を回路という。回路に電流を流すためには,電池やコンセントなどの電源が必要である。これらの電源が回路に電流を流そうとするはたらきを電圧といい,単位はボルト(記号V)を用いる。金属の導線を電源につないだときに流れる電流の大きさは,電源の電圧に比例する(オームの法則)。
比例定数Rは,電流の流れにくさを表す。これを導線の
単位時間あたりの電気エネルギー消費
電源から電熱線やモーターなどに供給され,ほかのエネルギーに変換される単位時間あたりの電気エネルギーの量を電力(消費電力)といい,電圧と電流の積で表される。電力の単位には,仕事率と同じワット(記号W)を用いる。
電気器具のつけっぱなしに注意
電気器具の電力と使用時間との積を電力量といい,ある時間に利用した電気エネルギーの総量を表す。電力量の単位には,エネルギーの単位であるジュール(記号J)を用いる。
ジュールの法則 電熱線などで電気エネルギーがすべてジュール熱に変わる場合は,発熱量Q〔J〕は電力P〔W〕と時間t〔s〕との積で表される。これをジュールの法則という。