レポートNo.4

教科書p.6498

高さによるエネルギー

 エネルギーとは,ほかの物体に仕事をする能力のことをいう。外部に仕事をすると,エネルギーは減少する。逆に外部から仕事をされると,エネルギーは増加する。

 高いところにあった水が,大きな落差を下ると(かた)い岩も(くだ)く。岩を砕くエネルギーは,高いところにあった水自身がもっていたものである。このように,重力がはたらいている場所で,高い位置にある物体はエネルギーをもっていると考えられる。このようなエネルギーを(じゅう)(りょく)による()()エネルギーといい,次のように表される。

=mgh


ばねがもつエネルギー

ばねは伸びた(縮んだ)状態から,自然の長さまで(もど)るときにほかの物体に仕事をすることができる。このように,ばねには弾性力による位置エネルギー((だん)(せい)エネルギー)が(たくわ)えられる。弾性エネルギーの大きさを求めてみよう。



動いている物体のもつエネルギー

 動いている台車は物体に(しょう)(とつ)すると,止まるまでに物体を()して動かすという仕事ができるから,エネルギーをもっているといえる。このエネルギーのことを(うん)(どう)エネルギーという。

■重力が関係する力学的エネルギーの保存

 物体に対して重力のみが仕事をする運動を考える。重力だけが仕事をする場合,( 力学的エネルギー )は保存され,一定に保たれる。