数学U(後)レポート作成ヒント集
第7報告課題
◎ 一般角
教科書P66.P67をよく読んでいけばできるとおもいます。
2.は30°の動径の位置での一般角の表現の仕方です。
◎三角関数
教科書P68の定義を正確につかんでください。
3.は(1)はP69の問3の(1)、(2)は(2)の作図の仕方と考えは同じです。
◎三角関数の相互関係
4.はP68の定義でr=1としたもの。
◎三角関数のグラフ
1.2.のグラフは教科書P72のグラフになります。
3.(1)周期はy=sinθの周期と同じですが(2)(3)の場合はそれぞれ3θ=360°、2θ=360°から出します
(3)のグラフは教科書P74問9.参照
y=tanθのグラフは教科書P75参照
第8報告課題
◎ 三角関数の性質
1.(2)(4)はcos(-θ)=cosθを使ってから、(1)(3)(4)は0°から90°の範囲の角度になおしてP145の表を使います。
◎加法定理
3.4.→2.3となりますが、P81〜p82を正確にそのまま頭へいれてください。
5.→4.となりますが、教科書P81の例2.例3の考えかたそのままです。
◎弧度法
6.→5.となりますが、 基本は 180°=πラジアン と覚えてください。これから出来上がった表がp84の下にあります。
7.→6.となります。これはp85の例6.参照でOK.です
Bの1.(1)教科書P83の上段をよく読めば正解につながります
(2)は公式そのもの
2.P83の例4.と問4.にあたりそれぞれα=45°、30°の場合になります。
ここで共通して大切なことは、直角三角形の45°45°90°と30°60°90°の辺の比を頭にいれておくことが、大切です。
Cは、α、βは鋭角なので、三角形を作ってそれぞれ(1)(2)を出します。(3)(4)はP81の公式利用です。(5)は
tanθ=sinθ/cosθの考えをつかえばスグです。
第9報告課題
1.〜3.は、教科書p88〜P89参照ですが、とくに3.(3)は0.01=1/102=10−2とカッコのなかを直してから計算です
5.6.7→4.5.6となりますが、教科書p93の例題1.を中心の学習してください。
8.→7.となります。p94〜95の例10例11になります。
9.→8.となりますが、これは教科書P96例題2.となります。
10.→9.となりますが、P96例12、問15参照してください。
11.12→10.11となりますが、教科書P98〜99の書き換え練習になります。特にP98の最下段の図を頭にいれておくことが
必須です。
13.→12.となりますが、教科書P100.例3.の考えになります。
14.→13.となりますが、教科書P101の例題2、問7参照
15.→14.となりますが、(1)3.48はP146そのまま利用。 (2)は1340=1.34×103と変形してから出します。
16.→15.となりますが、教科書P101の例題3.問8を参照して、解答してください。
第10報告課題にはいるまえに(微分へのすすめ)
§1微分とは何か
例 阿部君がA地点を午後1時に出発し、B地点に午後6時に着いた。A地点からB地点まで20kmある。
早さはどれだけ?
答え 20÷5=4 より 単位を付けて 4km/時 となる
「しかしこれで良いだろうか?」
早くなったり、遅くなったり、一休みすることもあるでしょう。
じつはこれは、平均速度といいます。
天気予報などでは、瞬間風速○○メートルというのが有るでしょう。
これは瞬間速度というのを発表しているのです。
−瞬間速度の求め方−
上の問題で、C地点を3時に通過している。C地点での阿部君の瞬間速度はどれだけだろう。
A地点からC地点までの距離は9kmであったとする。
△
はデルタと読む △x は デルタエックスです
3時1分のときはA地点からの距離は9.7km
3時30秒のときはA地点からの距離は9.4km
3時10秒のときはA地点からの距離は9.1km
3時1秒のときはA地点からの距離は9.01km
3時0.1秒のときはA地点からの距離は9.001km
このようにどんどん時間を3時に近づけます
3時h分(hはすごく0に近い数)のとき
3時 h秒 (9+△x)km A地点からの距離が(9+△x)kmとします。
この3時から3時h分までの平均速度は で求められます
そしてこのhをすごく小さくすると瞬間速度となります。
また、この限りなく0に近づけるという記号が です。 つまり
km/時
これが瞬間速度です。
現実的には 0.0000001秒ぐらいに何m進んだかで計算します
平均速度も瞬間速度も 単位「km/時」がありますね。ややこしいので単位を取り除くと
平均速度は「平均変化率」 瞬間速度は「微分係数」になります。
瞬間速度で3時のとき、というのをx時のときとします。つまりx時における瞬間速度。それから単位を除いたものを「導関数」といいます。この導関数を求めることを、「微分する」というのです。
第10報告課題
1.
これは数値を入れるだけだから解るでしょう。ただし数値を入れるときに()を忘れないでね。
例 で
の値を求めると、
2. これは平均速度を求める問題です。
1秒後 と 3秒後 距離を求めて かかった時間(この場合は 3−1 秒)で割る
注意・・・単位を忘れないように m/秒
3. 平均変化率を求める問題です。単位は要りません
例 において
が−2から3まで変化するときの平均変化率を求めると
よって つまりこの場合の平均変化率は 4 です
4. これはhを0にするだけです。 一番簡単
例 の場合hを0にして
です
5. 公式での微分です。ひとつずつ微分します・・・微分するものには‘ をつけます。
例
微分すると となります
を公式で微分すると
にかかっている指数3を前に出してかける。指数は1引く
だから を微分すると、
=
となります。
同様にして を微分すると、
となります。
の場合は指数は1です。 指数から1を引くと0となりますね。
0乗はいつも1です。つまり微分すると1×2×1で 2となります。
つまり指数が1の式は前の数だけになるのです。
−5の場合は 数字のみですね。このように数字のみの項は、定数項といって
0となります。「数字のみの定数項は微分すると0」
これらを全部並べて書けば出来上がり。
4.
5.と同じです。 <問題が となっているので、微分の始まりが
ではなく、
>
7. (1),(2)は省略 (3)は (2)で微分したものに を代入する。カッコを忘れないこと
8. 「導関数を求めよ」と「微分せよ」というのはまったく同じ意味です。 9. は省略
10. 微分して、 を代入する。 単位を忘れないこと この場合の単位は「m/秒」
11. 参考例 「曲線
上の点(−1,3)における接線の傾きを求めよ」
この値を入れる
解答
より傾きは
この値(−6)が、接線の傾きです
ヒント (1) 微分して、2を入れる (2) 微分して、−3を入れる
12. 接線の求め方 次の二つの公式を組み合わせる。
公式1 点 を通り、傾きm の直線の式は
公式2 接点がである、接線の傾きm=
参考例 「曲線
上の点(1,3)における接線の方程式を求めなさい」
この値を入れる
解答 より
接線の傾きは 2(1)+2=2+2=4 <公式2より>
接線は <公式1より>
答え
問題12. は
を微分して 接線の傾きを求める
次に 公式1より接線を求める
問題13.は 12と同じなので省略
14. 12の公式 「接線の傾きm=」これを使う
(1) より 傾きは
問題より傾きは2だから
計算して
これが接点の
座標となる。
接点の座標は
に この3を代入して
で求める。
接点の座標は(接点の座標,接点の
座標) である
(2) (1)で求めた、接点を通る接線の式を求める。傾きは2である。
15. 定義に従って微分係数や導関数(微分)を求める方法
参考例 「関数 において
の微分係数を定義に基づいて求めなさい」
参考例 「関数 を導関数を定義に基づいて微分しなさい」
<問題15の解き方> 微分係数の問題では、最初にと
を求めてから
導関数の問題では、最初にと
を求めてから
計算の途中でhがある間は常に をずーと書くこと
第11報告課題
◎ 増加・減少
1.先に、不等式2(x―2)0、2(x−2)
0をといて、xの範囲を出します。教科書P118〜119の例1.例2、例題1参照
◎ 極大・極小
2.不等式3x(x―2)0,3x(x―2)
0をといて、極大となる範囲、極小となる範囲を出します。教科書P121の例3、例題2
の考えと同様にできます。
3.P121の例3、例題2を教科書を見ずにできるようになれば、(1)〜(6)は丁寧な誘導形式になっているので、なんなくできあがって
いくでしょう。
B1.2.は上の3.問題とやりかたは、同じです。
1.はP121の例3のグラフのタイプ、2.はP121の例題2のグラフのタイプとなります。
C.も丁寧に誘導形式になっています。教科書P122の例題3.と対比しながら進めていけば、容易にできます。
第12報告課題
◎不定積分
1.(1)、(2)は教科書P124に書かれてある内容を整理する問いになってます。まずここを、正しく理解してください。
(3)、(4)は教科書p125の例1.の内容です。
2.3.は教科書P125〜126の練習で例3.の理解につとめてください。
◎定積分の計算
4.(1)は教科書P128の例4、の上段に書いてある内容をせいりしたもので、まずここを正しく理解してください。
5.は教科書P128〜129の例4、例5、例6の内容になります。
(4)ではたとえば被積分関数(インテグラル記号のなかにある)が(x+1)2のとき展開してからとりかかる例になってます。
B
◎面積
(1)教科書p130の直線のy=xがy=x+1にかわった形です。
(2)教科書p131の例7(3)は教科書P131の例8.(4)は教科書p132の例題3に対応してます。これらを何度もくりかえし
やって理解につとめてください。
C、の問題はP134の例題4.参照ですが
(1)はーx+1=x2+4x−5から、整理して2次方程式をといて、xをだします。
(2)〜(4)は問題の指示にしたがってすすめてください。