地震が発生した平時と同様気象庁が発表する東海地震に関する情報体系が見直され、平成16年1月5日から地震発生の危険度に応じ、別表1のように3段階で発表されることになりました。
この変更にあわせて、学校における対応を別表2のように行うことにしました。
この情報体系の変更は、従来の「警戒宣言」の発令によって予想される混乱を早期からの準備行動によって回避しようとすることが目的です。状況に応じて、自分はどのような行動をすればよいのか、家族の連絡方法や待ち合わせ場所など、家族でよく話し合っておくことが必要になります。
【別表1】東海地震に関する各種情報について
情報の種類 | 情報の発令される状況等 |
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①東海地震観測情報 | 東海地域の観測データに異常が現れているが、東海地震 の前兆現象の可能性について直ちに評価出来ない場合や地震現象について東海地震の前兆現象とは直接関係ないと判断された場合等に発表される情報。 |
②東海地震注意情報 | 東海地震の前兆現象の可能性が高まったと認められた場 合に発表される情報。これを受け、準備行動開始の意志決定等の対応がとられる。また、本情報の解除を伝える場合にも発表がされる。 |
③東海地震予知情報 | 東海地震が発生するおそれがあると認められた場合に発 表される情報。これを受け「警戒宣言」発令等の対応がとられる。また、本情報の解除を伝える場合にも発表がされる。 |
【別表2】各種情報発表および地震発生に対する学校の対応と生徒の行動について
発表される情報 | 時間帯 | 学校の対応 | 生 徒 の 行 動 |
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東海地震観測情報 |
・始 業 ~終 業 |
・情報の収集 ・授業は継続 |
平 時 と 同 様 |
・始 業 前 ・終 業 後 |
・情報の収集 | ||
東海地震注意情報 または 東海地震予知情報 (「警戒宣言」発令) |
・始 業 ~終 業 |
・授業打ち切り |
教職員の指示に従い、帰宅経路の |
・始 業 前 ・終 業 後 |
・休校 | 自宅で待機し、各地域の自治体の 指示に従って行動する。 |
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・登下校時 | ・休校 | 帰宅経路の安全に注意して自宅に 引き返す。 |
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地震が発生した | ・始 業 ~終 業 | ・避難誘導 ・授業打ち切り ・休 校 |
避難訓練の要領でグランドに避難 した後、帰宅可能であれば、安全に 注意して帰宅する。帰宅不可能 な場合は学校で待機する。 |
・登下校時 | ・休 校 | 帰宅可能であれば速やかに自宅へ 引き返す。そうでない場合は通学 路の途中の避難場所へ行くか本校 が近い場合は本校に避難する。 |