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三重 |
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ロスタイムに粘りの得点
全国高校サッカーで津工が劇的な1勝

福島東−津工後半、福島東・米田をかわし、攻め込む津工・梅原(右)=川崎市の等々力陸上競技場で |
劇的な勝利だった。二日、川崎市・等々力陸上競技場で開かれた全国高校サッカー選手権二回戦。初出場の初戦を迎えた県代表の津工業高は、ロスタイムに貴重な得点をし、1−0で福島東(福島県)を下した。勝利の瞬間、津工の応援団からは「やったー!」と地鳴りのような歓声が上がった。(高橋健一)
見事ゴールを決めたのは、前半30分から途中出場したMFの梅原拓也選手(二年)。「目と目が合った」というMFの岩崎陽平選手(三年)のパスをゴール前からけりこんだ。残り時間を守りきると、津工イレブンは抱き合って喜びを爆発させた。
前半の津工は、初出場の緊張感からか動きが悪く、パスミスが目立ち、ピンチが続いた。ハーフタイムでは、藤田一豊監督から「何やっとるんや」と激しい声が飛んだ。後半は双方とも決め手を欠き、こう着状態が続いていた。
スタンドには、バス八台で乗り込んだサッカー部員や父母、教諭ら約三百人が陣取り、声援を送った。試合が終わると「次も勝つぞ」と力いっぱい盛り上がった。
◆嫌なムード一転 ヒーロー梅原選手
「うれしい。苦しかったけど、あきらめなくて良かった」。初戦ヒーローの梅原選手は興奮気味に振り返った。
苦境の連続だった。特に前半は、藤田監督は「パスミスが多かった」と反省する。津工は、サイドからの攻撃を売りにしているチーム。パスの正確さを徹底的に鍛えてきた。本番でのミスの連続に、“らしさ”が出ていなかった。
だからこそ、梅原選手のゴールは、嫌な雰囲気を帳消しにした。誰もがPK戦に突入すると思っていたから、喜びはなおさら。藤田監督も「意外性がある」と評価した。
津工業は今大会の目標を、「まず一勝」と謙虚に設定していた。目標はクリアしたが、藤田監督は「一つでも多く勝って、選手に良い経験をさせたい」と、さらに意気込む。(高橋健一)
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