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高校サッカー県大会 津工、悲願の初V
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競り合う津工のDF野垣内君(右)と四日市中工のFW南川君(左) =鈴鹿スポーツガーデンで | 第83回全国高校サッカー選手権県大会(県サッカー協会など主催)の決勝が14日、鈴鹿市の県営鈴鹿スポーツガーデンであり、津工が四日市中央工を1―1(PK4―2)で下し、悲願の初優勝を果たした。
津工は前半7分、MF加藤からのパスをFW菊池が頭で合わせて先制。その後も押し気味に試合を進めたが、四日市中央工は前半38分、MF中林のシュートで同点に追いついた。後半は両チームとも譲らず、20分間の延長でも勝負はつかず、PK戦に持ち込まれた。四日市中央工が2人続けて外したのに対し、津工は落ち着いて決め、県代表を勝ち取った。
津工は12月30日から東京・国立競技場などで開かれる全国選手権大会に出場する。
仲間信じ、決めたらPK 延長戦、津工は四日市中央工の猛攻に遭う。
「ここまで来たら、食らいつこう」。津工の主将、DF野垣内俊君(3年)は仲間を大きな声で励ました。
自分も疲れ切っていた。中盤へ不用意なパスを出してしまう。相手にボールを奪われ、裏を突かれて一瞬にしてピンチに。DF山田慎二君(3年)のカバーで逃れた。ほっとした。「ありがとう」
野垣内君は中学時代、四日市中央FCに所属した。仲間の多くは名門・四日市中央工に進学した。野垣内君にも誘いはあった。だが3年前の決勝。この日と同じ津工と四日市中央工の試合を見た。試合には負けたが、津工のパスでつなぐサッカーにひかれた。「楽しく仲間とサッカーが出来そうだ」と進学を決めた。
同じ四日市中央工に進んだFCの仲間たちに負けたくないと、練習に打ち込んできた。
延長をなんとかしのいだ。PK戦、野垣内君は2人目のキッカー。相手チームは2人続けて外した。緊張したが、冷静に決めた。「後は仲間を信じていた」。味方の4本目がゴールに吸い込まれ、優勝が決まった。
その瞬間、涙があふれだした。目標の四日市中央工を倒したことより、仲間とまだサッカーが続けられることがうれしかった。
最優秀選手にも選ばれた。「全国大会は初出場。挑戦する気持ちを忘れずに戦いたい」。決意を語り、最後は仲間たちに胴上げされて笑顔を見せた。
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