水質試験概要

1.手順・測定項目・手順

日光 〜日光のあたり方によって水質はどう変化するか〜
    手順  * 日当たり以外の条件をすべて同じにした水槽を用意する。
           A;日陰(日があたらない)
           B;中間(時間帯によって日のあたり方が異なる)
           C;日向(夜を除いてほとんどずっと日があたっている)
         * 大体2日から3日の間隔で変化を見る。

  測定項目  * 気温・水温・微生物の数、種類
          pH(ペーハー)・COD(科学的酸素消費量)
          PO4(燐酸イオン)
          その他気づいたこと

   準備物  * 水槽(3個)・砂・水草(6本)・水(1日ほど汲み置きした物)
          微生物(同じ場所から同じ量の水で採取した物)
          温度計・ビーカー・スポイト・パックテスト・プレパラート・立体顕微鏡 など

2.用語解説

パックテスト;ここでは,水質を調べるのに用いるものをさしています。
          パックテストは,(”水中のリン酸イオンの量”など具体的に)
          調べたい内容によっていろいろな種類があります。

COD:科学的酸素消費量(科学的酸素要求量ともいいますが、ここでは科学的酸素消費量に統一します。)のことで簡単にいえばその水がどれだけ酸素を使うかということです。この数値が大きいほど(水中に)有機物が多いことをあらわしています。(水が汚いということ)

pH:これは水の性質をあらわすもので,ペーハーといいます。pH7というのが中性で,数値が小さくなるほど酸性が強く,数値が大きくなるほどアルカリ性が強いということになります。自然界に存在する水のほとんどは,みんなpH5程度の弱酸性を保っています。

PO4:リン酸イオン。
リン酸イオンは,生物の体が分解される時に出るほか,生活廃水や化学肥料などが流れ込むことによっても増えるものです。今回の水質調査では,どの水槽でも測定できませんでした。

上記の
3種類のパックテストの単位は,すべて(mg/l)です。