昭和の時代から平成29年まで、全国工業高等学校長協会の主催で毎年、学年末に行われていたテストで、「学力テスト」の工業高校版のようなものでした。電気関係では、直流回路、電気磁気、静電気を対象とした「電気基礎A」と、交流回路を対象とした「電気基礎B」がありました。
 受験は各学校各科の任意でしたが、1年間の学習成果をはかるものさしとなるため多くの学校・学科が受験していました。

 平成29年度を最後に廃止されてしまいましたが、本校電気工学科では、電気に関する基礎知識を定着させて専門教科に対する自信をつけると同時に、電気工事士や電験三種などの資格試験を受験するための基礎学力として、この試験を重視して現在もそれを用いて指導しています。

結果については、全国工業高校長協会からクラス平均の度数分布表が公表されただけですか、本校電気工学科のクラス平均は常に全国のトップグルーブに属していたことがわかります。

「電気基礎A」は、1年生で学習する直流回路、電気磁気、静電気がその範囲です。

毎年、最初はなかなか点数が取れませんが、1月後半の約半月、毎日繰り返し過去の標準テストを学習することにより、クラス平均90点以上を目指しています。

1年生は、ここで初めて電気についての基礎知識が定着し、自分の専門教科について「電気がわかった」と自信を持つようになります。この自信が電気工事士や電験三種へとつながっていきます。

全国の度数分布表から、本校電気工学科は、毎年、全国のトップグループに入っていたことがわかります。
 
 
「電気基礎B」は、2年生で学習する交流回路がその範囲です。

1月後半の約10日、毎日繰り返し過去の標準テストを学習することにより、クラス平均90点以上を目指しています。

ここで定着した基礎知識が、電験三種や就職試験で大きな力となります。

全国の度数分布表から、本校電気工学科は、毎年、全国のトップグループに入っていたことがわかります。