2016.02/02(火)
2月3月のおすすめの本
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| 『ことばの指導 コミュニケーション能力の向上をめざして』 全国特別支援学校 知的障害教育校長会・編・著 株式会社 学研プラス 発行 本書は、特別支援学校学習指導要領「自立活動」に示されている6区分の中から、特に「コミュニケーション」の区分に焦点をあてて、その下の項目である「言語の受容と表出」「言語の形成と活用」「コミュニケーション手段の選択と活用」「状況に応じたコミュニケーション」などの項目に関連する指導を理論と事例をセットにして取り上げられた本です。理論編は最新の学問的な知見に基づいて書かれています。実践事例は、子どもの生活年齢とともに広がっていく社会性を軸に、「ことばの指導」を中心とした指導の実際がわかるようになっています。例えば、『発語が遅い子どもへのアプローチ』では、発語がない原因と対策等について、『毎日できる楽しい口腔トレーニング』では、構音器官の機能を高めるリハビリテーション等について、『ことばの発達を支えるさまざまな代替手段とその活用』ではタブレットを使用した実践・自閉症の子どもの事例が紹介されており、どのテーマも興味深くすぐに実践につながるヒントとなる内容となっています。どうぞ、ご参考にしてください。 | | |