2015.09/18(金)
10月11月のおすすめの本
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| 『愛着障害 子ども時代を引きずる人々』 岡田尊司 著 光文社新書 『いっぱい、だっこしてあげてください。お子さんの幸せのために・・・』というキャッチコピーの本書は、2011年に発行され2015年には25刷発行と大反響の精神科医によって書かれた本です。従来、愛着の問題は、子どもの問題、それも特殊で悲惨な家庭環境で育った子どもの問題として扱われることが多くありました。しかし、近年は一般の子どもにも当てはまるだけでなく、大人にも広くみられる問題だと考えられるようになっています。また、発達障害の問題の背景にも、かなりの割合で愛着の問題が関係し、愛着障害が発達障害として診断されることも多いそうです。愛着形成の臨界期は生後6か月から1歳半くらいまでで、それを過ぎるとスムーズにいかないと述べられています。≪愛着のスタイルや愛着障害が生まれる要因と背景、特性と病理、克服していくには≫についてたくさんの有名人の事例をもとに述べられています。どうぞ、ご参考にしてください。 | | |