2015.07/30(木)
8月9月のおすすめの本
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| 『発達が気になる子へのソーシャルスキルの教え方』 鴨下賢一 編著 立石加奈子 中島そのみ 著 中央法規出版
本書は「ルールが守れない、 コミュニケーションが苦手といった子どもに 臨床経験豊富な作業療法士が教える 学校で楽しく過ごすための40のアプローチ」 としてサポートの方法が場面に応じて 解説されている本です。 また発達が気になる子どもの原因を四つのタイプ (1、自分をコントロールする力が弱い 2、自尊心が育っていない 3、感覚面の偏り、 4、相手の気持ちを読み取りにくい)に 分類されており、項目ごとに示している 確認したい事柄は、対応方法の糸口として 活用できる解説になっています。 ソーシャルスキルの支援は、子どもの発達特性を 把握して合理的な配慮をおこなうだけでなく、 生活環境でかかわる人との信頼関係の形成も 非常に重要となってきます。 発達が気になる子どもが社会参加していくために、 失敗体験を減らし自尊感情の発達を促すことができるよう、 支援者が一緒に考えていくことが重要と 筆者は言っています。 どうぞ、参考にしてください。 | | |