2015.06/17(水)
6月7月のおすすめの本
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| 『気になる子どものできたが増える書字アラカルト』 著者 笹田 哲 中央法規出版 本書は書字が苦手な子どもたちへのサポート方法について書かれた本です。ピラミッド構造による書字の分析という視点で、4つの段階にわけてたくさんの写真付きの解説がありとても分かりやすく述べられています。書字練習のとき、教師の目線は子どもの字に向きがちです。しかし、字を書く子どものからだ・座る姿勢や鉛筆の持ち方などの「土台」があって 字が正しく書けます。さらに、字をかくには眼を上手に動かして見る力、形の認識や注意力など、脳で行われる認知の機能も問題となります。 第一段階[姿勢を保つ、バランスをとる機能] 第二段階[鉛筆を握る、消しゴムを握る、紙を押さえるなどの指先の操作機能] 第三段階[先生や黒板、教科書などをみる感覚機能] 第四段階[説明を聞いてやり方を考えたり、先生の話に注意をむけたりする、やる気、意欲などが含まれた注意、思考の認知能力] というピラミッド構造で詳しく指導法が解説されています。どうぞ、ご参考にしてください。 | | |