三重県立盲学校

進路をみすえた自立活動の取り組み

2 実践の概要

(3)分解組立作業、袋入れなどの作業

 <目標>

<活動計画>

  1. ・ボールペンの分解組立の作業
  2. ・袋づめの作業
  3. ・粗大作業、運搬作業

<具体的な活動>

@ ボールペンの分解、組立作業(個別)

自分ひとりで、分解、組立を行い完成品を作った。

初めは、時間内にできる数に気をとられて仕事が雑になりがちであったが、確実な仕事の大切さを確認していくことにより、正確さを意識できるようになっていった。

A ボールペンの分解、組立作業(流れ作業形式)

3人一組で作業内容を話し合い、仕事を分担して行った。

どの部品の分解、組立が得意かをグループで話し合い、座る順番や作業の内容の話し合いを行い、うまくいかない時は作業工程や置く場所を変える、入れ物を変えるなどの工夫を行い、効率よく仕事を行うことができていった。

B しょうゆさし、フォーク、スプーンなどの袋詰めの作業(個別)

自分ひとりで、ビニール袋に決められた数を入れて完成品とした。

初めは個数が数えられなかったりしたが回数を重ねることにより、だんだん正確にできるようになってきた。

C 箱にテニスボールの筒を詰め、別の部屋に運ぶ作業(個別)

細かな作業が難しい生徒には、大きなものを詰めたり、箱を運んだりする作業を行った。繰り返しの学習により、手順を覚え継続して行うことができていった。

まとめ

生徒の持つ特性や能力、伸ばしたい力に応じて作業内容を考えていく必要がある。

個々の作業能力を高めるだけでなく、全体の中でも自分の仕事に集中できる力、協力して仕事を行っていく力などを、この学習活動の中でつけていく事が今後の課題になる。


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