三重県立盲学校

「高等部普通科における自立活動のあり方を考える
−個別の教育支援・指導計画に基づいた実践を通じてー」

テーマ設定の理由

昨年度に引き続き、個々に応じた自立活動の内容を考えていくためにテーマを設定した。具体的に高等部普通科5名の自立活動について課題の検討を行い、授業中の各生徒の実態を把握し、情報交換をしながら話し合いを進めた。

研修の概要

第1回 4月25日(金) 今年度研修内容の決定

今年度の研修について話し合いを行い、昨年度に引き続き自立活動について話し合うことを決定した。

第2回5月19日(月)

昨年度の研修内容について資料を基に確認した。今年度の自立活動の現状と課題に ついてA組生徒2名について表にまとめ次回の研修時に検討することになった。また、1組生徒3名の情報交換を行った。

第3回6月27日(金)

自立活動の現状と課題について作成した表を基に、それぞれの課題点について話し合いを行った。

第4回10月24日(金)

歩行全体研修、歩行を考える会をうけ、今後の歩行のあり方について学部の考えをまとめた。その後5名の生徒について2学期の様子や新たな課題について話し合いを行った。

第5回11月28日(金)

各生徒の歩行の現状と課題について話し合いを行った。

また、自立活動について2学期の様子の報告を行った。

第6回1月23日(金)

自立活動の総括の作成にあてた。担当の生徒の一年間の自立活動の内容を振り返り、来年度への提言をまとめた。

第7回 2月27日(金)

自立活動の総括を参考に今年度の自立活動を振り返り、内容や課題を話し合い、来年の自立活動について話し合った。一年間の生徒の状態をみて、どの分野を残し、どの分野を引き続き行っていくか担任を中心に意見を出し合った。保護者の意向も聞き、担任がまとめ次年度に引き継ぐことになった。

課題点

自立活動に絞って、その内容や課題点その時その時の生徒の状況や指導について話し合いを進めた。今年度は自立活動の担当者に担任以外の教師が関わることが多く、連携が取りにくい状況があったため、深くまで掘り下げた話し合いがしにくかった。一人ひとりの将来を見据え、高等部3年間で、どのような力をつけていったらよいか、またそのためにはどのような指導をしていけばよいかを今後も話し合い、実践していく必要があると感じた。


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