盲重複の児童・生徒は視覚情報が欠如しているため、学校生活を含めた日常生活を円滑に過ごすことを妨げる問題点を持つ者が多い。
このことは視覚情報が得られないという直接的な要因、視覚情報が得られないことによる体験、経験不足によって生じる要因により、引き起こされる。そこで本校に在籍する児童生徒の持つ様々な問題点を主に話し合うことで、まず視覚障がい児童・生徒に多く見られる問題点を浮き彫りにし、それを解決するための指導法を話し合った。それらをベースに知的や肢体不自由などの障がいを重複する児童生徒への指導法を考察した。
N先生を招いて、成長する過程で動きづくり、身体イメージの獲得、様々な運動の習得について、経験談を聞いた。
第4回目でのN先生の体験談は、視覚障がい単一の場合には有効な示唆であった。そこで今回は主に知的な障害も併せ持つ児童生徒に対して、どのような働きかけが有効か、ディスカッションを行った。
来年度の公開講座に参加していただける他校の教職員のニーズに合わせるために、どのような内容にするか、検討した。