三重県立盲学校

公開講座への取り組み

三重県立盲学校 下田典子

1 はじめに

本校では 3年前から視覚障がい教育の専門性の向上を目指し、弱視、点字、歩行などのグループ別研修を始めた。 これはセンター化を見据え、また特別支援の拠点校であるという観点から「教職員全員が戦力になろう」という意識を持つためでもある。全員がいずれかのグループに最低1年間属し、テーマを決めて研修に取り組んでいる。一方、盲学校を広く知ってもらう目的で以前から行われてきた「公開講座」は、学校公開から始められた。夏季休業中ということもあり、夏休みの自由研究としての小中学生の参加や、ボランティアに関わっている人などの参加もあった。しかし最近2年間は、県内の教職員対象に範囲を絞って行っている。それは、視覚障がいのある児童・生徒を受け入れている学校などに対する支援の意味合いも含めての開催であるからだ。本年度は公開講座の後、一般校の教職員たちと本校の該当教員との交流も考慮に入れた日程を設定した。このように公開講座においても、本校のグループ別の研修内容を広く還元する場にしていきたいとの思いが強くある。


1 はじめに
2 公開講座の実際
3 アンケートから(参加動機などの抜粋)
4 今後の展開と課題


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