三重県立盲学校

校長あいさつ

ご挨拶

三重県立盲学校 校長 伊藤 敦子


三重県立盲学校のホームページにようこそ。

 本校は、三重県内で唯一の視覚に障がいのある方を対象とした特別支援学校です。小学生から成人の方が夢や目標に向けチャレンジし、社会活動に積極的に参加し自立、貢献していけることを目指し、児童・生徒の個々の状況に応じた丁寧な少人数教育に取り組んでおります。

 学部、学科として小学部、中学部、高等部普通科、高等部保健理療科、専攻科保健理療科、専攻科理療科を擁し、令和5年4月現在、小学部4名、中学部7名、高等部6名、専攻科8名の合計25名の児童生徒が学んでいます。県内全域から児童生徒が集まることから、学校の敷地内に寄宿舎を設置しており、現在6名がこの寄宿舎で生活を共にしています。

 また本校は、視覚に障がいのある方やそのご家族への支援について中核的な役割を果たすため、視覚障がいの理解に向けた啓発活動や、子育て、教育、生活等にかかる相談活動にも力を入れて取り組んでおります。入学、転入学の希望の有無にかかわらず、「見えにくさ」をかかえる幼児・児童・生徒・成人の方、保護者の方の相談に随時応じております。なお、就学前の幼児等を対象として、プレ幼稚部「ひだまり教室」をはじめとする教育および支援の取り組みを進めております。幼児から大人の方まで、もし「見え方」に気になることがあればお気軽にご相談ください。

 本校は、明治43年(1910年)に三重県師範学校附属小学校に盲生学級が附設されたことに始まり、大正8年(1919年)に三重盲唖院として開校した後、昭和22年(1947)4月に三重県立盲学校として分離独立し、令和元年に100周年を迎えました。本年度は、盲生学級から数えて113年、開校後104年と、1世紀を超える永きに亘り視覚障がいに係る教育と支援の歴史を刻み続けております。
 戦前、戦後の永きにわたり、また激動の時代に本校の教育を支えていただいた教職員の皆様、PTA並びに同窓会の皆様のご支援に深く感謝と御礼を申し上げ、今後とも変わらぬご指導とご支援を賜りますようお願いし、挨拶とさせていただきます。


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