後期の授業が再開しました

 後期の授業が再開した1月10日(火)、全校集会を開き、校長講話と生徒指導主事から諸注意がありました。
 校長先生からは、自身の高校時代の経験を踏まえて、「努力は必ず形になって現れる」というお話があり、生徒指導主事の先生からは、凡事徹底の大切さなどについて注意がありました。
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冬季休業に向けて

 12月22日(木)に全校集会を開きました。
 表彰伝達式では、部活動関係で陸上競技部、弓道部、ギターマンドリン部、ESSが表彰されました。また、新体操、芭蕉翁献詠俳句、読書感想文で優秀な成績を残した生徒も表彰されました。
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 後期生徒会役員の任命も行われ、後期生徒会会長から抱負も述べられました。
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 その後、校長先生から、「いのちより大切なもの」と題する講話があり、いのちを大切にして自分の「使命」を果たす生き方を考える時間となりました。また、生徒指導部、教務部、進路指導部の各主任から、普段の生活及び冬休みの生活に関してのお話がありました。
生活習慣を乱さず、冬休み明けに元気な姿で登校してください。

2016年度3学期始業式(定時制)

 明けましておめでとうございます。2017年となり、学校も3学期が始まりました。どんな気持ちで新年を、新学期を迎えたでしょうか。
 3学期は大変短い学期です。一日一日を大切に過ごし、それぞれの学年をきちんと締めくくり、卒業・進級を果たしてください。

 さて、今から30年くらい前のことですが、私は、テレビを観ていて釘付けになったことがありました。その番組にはたくさんの方々が出演されていて、そのうちの一人に司会者が「あなたの職業は?」と尋ねました。すると、その方は何のためらいもなく、このように答えたのです。「人を幸せにすることが私の職業です。」
その方の仕事はビル清掃です。その方は、ビル清掃は職業ではないと言うのです。その方にとっては、人を幸せにすることが職業であり、「人生の目的」である。ビル清掃という仕事は「人生の目的」を達成するため手段だと言う訳です。

 私は、その考え方に接し、心の中で「なるほど」と大きく頷きながらテレビを観ていたことを、今でも覚えています。私たちは、自分の努力が実って何かを達成したり、成功したりした時に幸福を感じます。そして、自分のしていることが誰かの役に立ったり、誰かを喜ばせたり、「あなたのおかげで」と言われたりした時にも大きな喜びを感じます。いや、そういう時にこそ、一番の幸福を感じるのではないでしょうか。

 本校定時制には、かけがえのない大切な生命を宿している生徒や出産したばかりの生徒がいます。この2人の生徒が、本当に安心して、学校生活を送りながら無事に出産・育児ができるよう、共に本校で学ぶ者として何ができるかを考え、必要に応じて支えてあげてほしと思います。具体的に何かをしてほしいと言っているのではありません。この2人が何かで困っていたら声をかけ、自分ができることで支えになってほしいのです。

 「人のために尽くせば自分も幸福になる。」
 この言葉を最後に、3学期始業式の話を終わります。

 

2016年度後期全校集会②(全日制)

 明けましておめでとうございます。どんな気持ちで新年を迎えたでしょうか。
3年生の登校日数は卒業まであと20日ほど。1・2年生も2ヶ月と少しで本年度の修了式を迎えます。一日一日を大切に過ごし、それぞれの学年をきちんと締めくくり、卒業・進級を果たしてください。

 さて、今日は、私の体験談を2つ紹介したいと思います。
 私は、本校に入学してバスケットボール部に入部しました。中学校にはバスケ部がなく、どうしてもバスケがしたかったのです。中学校でバスケ部員ではなかった新入部員は私一人です。最初のうちは随分苦労しました。それでも次第に慣れてきて、例えば、利き手ではない左手でのランニングシュートもできるようになりました。ところが、その場で立ち止まってするフリースローはなかなかできません。1年生の時は昼休みに時折体育館で5~10分程度、制服のままシュート練習をしていました。そして、2年生の1学期のある日、バスケ部に入って約1年後、ついに「その時」がやって来ました。本当に突然でした。ボールが手から離れた瞬間、「あっ、これは入る。」と思えたのです。「入る感覚」とでも言えばよいでしょうか、それを体感した瞬間です。嬉しさを抑え切れず、大変興奮したのを覚えています。
 この体験から、私は一つの確信を得ます。それは、「努力は必ず形になって現れる」という確信です。「諦めずにやり続ければ、それまでの努力が形となって現れる時が必ずやって来る」という確信です。一言で言えば、「努力には潜伏期間がある」ということです。この考えは、今でも持ち続けています。

 次は、受験がらみの「努力の潜伏期間」にまつわる体験です。
3年生の冬休み、一生懸命に受験勉強をしていた時のことです。努力が形になって現れる時は、やはり、随分と時間がかかりましたが突然やって来ました。「どんな英文でも辞書なしで大体読めるな」と思えたのです。それまでの語彙を増やす努力や、英文を理解するという知的格闘の努力が、「自信」に変わった瞬間です。この時も、非常に嬉しく、心が震えたのを覚えています。
注目してほしいのは、それが3年生の冬休み中だったということです。いつ「潜伏期間」が終わるのかは分かりません。入試の直前まで続くかもしれません。しかし、最後まで努力し続けて本当によかったと思いました。

 皆さんに言いたいこと、それは、蓄積された努力が自分の中で良い変化となって現れるまでは「努力の潜伏期間」だということ、そして、その「潜伏期間」を楽しんでほしいということです。
 今後の、今年一年の皆さんの努力に期待して、全校集会の話を終わります。