教育内容 >> 校外探究活動
 >> 『四日市の街づくりを考える会(YTT)』との連携学習 

『四日市の街づくりを考える会(YTT)』との学習交流会   
第1回ワークショップ(於:本校図書館) 

 本校の探求型活動の一環として四日市の街づくりについて考えるワークショップが10月20日土曜日より全2回の行程でスタートしました。このワークショップで生徒は、「四日市市の交通と街づくり」をテーマにその現状や問題点、解決方法を中心にグループで話し合い、今後のよりよい「四日市市の交通と街づくり」の在り方を模索し、提言できるようにします。

  

 生徒は街づくりの問題といった、日頃の授業ではあまり触れる機会の少ない絶対的な正解のない問題に対峙することになります。「絶対的な正解のない問題」だからこそ「何に焦点を当て、何を優先するのか」といった物事の思考方法においても自分たちのグループに委ねられています。生徒はそのような問題についてグループで考え話し合うことで、今後の日本を生きる上でますます需要が高まるとされる「課題発見・解決能力」「コミュニケーション能力」を養うことができる企画になっています。

  

 第1回のこの日はYTT所属の宗像さん、井上さん、堀後さんの三名の方々にお越しいただき、「四日市市の交通と街づくり」を考える上での予備知識となる四日市市の地勢、歴史、文化、交通などについて生徒は講義を受けると共に、今回のメインの観点である「交通」といった観点から街づくりを考える重要さを学びました。その後の2回のグループ討議・発表で生徒は、各々が事前に取り組んできたワークシートを基に、「今住んでいる地域の困っているところとその理由」「その問題の解決方法」などについてKJ法を用いて討議しました。討議のテーマが「絶対的な正解のない問題」でありながらも、自分たちで主体的に議論の方針を決め、進行する難しさに苦戦しながらも、2回目の発表では「何に焦点を当て、何を優先するのか」といった観点にも踏み込み、グループ内での意見をまとめ、問題の解決方針を示すことができました。また、質疑応答の時間においても、たくさんの質問・意見が出され活発な活動となりました。

  

 次回(11月24日)の活動では、第1回の成果を踏まえ、より具体的な改善方策を模索し、最終的な提言につなげます。

 

校外探究活動 >>