ニセコでの体験学習 ~修学旅行2日目その1~

2日目の午前は、ニセコで体験学習をしました。3つの班に分かれ、ラフティング、サンドブラスト、アイスとジャム作りを行いました。

ラフティング班は、Hanazonoアクティビティセンターでウェットスーツに着替え、バスで川まで移動しました。この時期は修学旅行生の多い頃で、他校の生徒のボートもたくさん出ていました。日差しはあるものの、やはり北海道。水温は冷たい。雪解けの頃に比べれば水量は少ないものの、それでもちょっとした急流でした。6人の生徒と教員1人が一つのボートに乗って、他校のボートを追い越し、ときには全員で川へダイブ!水の冷たさも忘れるくらい楽しみました。今回の修学旅行の中で一番楽しかったという生徒もいて、比較的近くの和歌山でもできることを知り、行ってみたいと言っていました。

サンドブラスト班は、ガラスコップの表面に砂を吹き付けて、装飾を施すガラス細工を体験しました。今回は透明なガラスコップの上に赤色のガラスがかぶせられたもの使いました。まず、講師の先生が用意して下さったいくつかのデザインの中から好きな物を選び、蝶や鷹などのステッカーをコップに貼りました。それをデザインカッターで縁取り、絵の部分だけをコップ表面に残します。そのあと、特殊な機械で、コップに砂を吹き付けます。このとき、ステッカーの部分は削られず、そのまわりの赤色のガラスが削られ下地の無色透明なガラスが現れます。普段は賑やかな生徒たちも、繊細な作業に黙々と臨んでいました。砂を吹き付けたときに、赤色の被せガラスが削られていくのはとても気持ちよさそうでした。完成した作品は、文化祭で展示する予定です。工房の上には、私たちと全く同じ方法で作られた作品が売られていました。その美しさに、職人技の凄さを感じずにはいられませんでした。

アイスとジャム作り班は、北海道産のリンゴを使ったジャムと北海道産の牛乳を使ったバニラアイスを作りました。リンゴは自分たちで皮をむき、砂糖と一緒に煮詰めることでジャムへと変わっていきました。アイスは大きな鍋で材料を混ぜては冷却し、混ぜては冷却し、これを何度も繰り返すことで次第に固まってきました。女子4人の班だったので、交代しながらの作業でしたが、アイスができる頃には、自分たちの体が熱くなってきました。自分たちでつくったジャムとアイスは、口いっぱいに広がる甘さと達成感を味わいました。

それぞれの体験を終えてHanazonoアクティビティセンターに3つの班が再集合し、昼食を食べたあと、ニセコを出発し小樽へ向かいました。