平成２６年度　９月全校集会　校長挨拶

平成２６年度９月全校集会　校長挨拶

 

長かった夏休みも終わり、いよいよ９月がスタートしました。

まず、ここにいるみなさんが大きな事故等もなく無事に今日を迎えられたことを大変嬉しく思います。

また、夏休み中は皆さんが大変頑張っている様子を目にしました。この後表彰式をおこないますが、部活動で活躍した人、補習に頑張った人、進路実現のため毎日登校した人等々です。

さて、今年の夏は、大気の状態の不安定な日が多く、全国で大きな水害が発生しました。特に広島市内の土砂災害では死者が７０名を超えるという大きな被害をもたらしました。そのときの報道の中で特に印象的だったのは、阪神甲子園球場が地元三重高校の大活躍で沸き立っていた頃、この災害で一人の高校球児が亡くなったことです。彼は３年生で、夏の県予選を最後に野球部は引退し、寿司職人になるため専門学校を目指していたそうです。本当に無念だったと思います。みなさんが無事に今日を迎えられたことを感謝するとともに、先ほどの防災訓練のお話を決して人ごとと思わず、日頃意識して生活してください。自分の命は自分で守るということです。

もう一つ、７月末の全校集会で「挨拶をする」「服装を正す」「時間を守る」ことと、本年度はさらに「毎日の授業をしっかり受ける」ということをお話ししました。学年末の成績はみなさんの１年間の授業への取組に集約されると言っても過言ではありません。毎日の授業を大切にして、努力を重ねてください。

特に３年生は、自分の進路が決定される高校生活の集大成ともいえる大事な時期です。自分の夢を実現させるために、悔いが残らないよう、よりいっそう前向きな日々を過ごしてください。

まもなく秋です。秋は、実りの秋といいます。勉強に部活に、いろんな意味で、君達一人ひとりにとって実り多い秋になることを期待しています。

いよいよ始まる明日からの授業、生活のリズムを心身共に学校生活の授業モードに切り替えて、さらに充実したものになることを期待しています。

それでは、みなさんにとって、「未来へ羽ばたく飛躍の秋」になることを祈念し、挨拶にしたいと思います。