ソフトボール部 2013年3月の活動
(2013.3.31/16:35公開) (主顧問が執筆)
一年のうちで、最も活動が充実する月です。
学年末考査が明けて練習試合や合同練習を「浴びるように」こなすことができ、試合で出た課題を学校に持ち帰って日常練習で克服し、また週末の試合に備える・・。
まさに部活動(運動部)の醍醐味です。
陽が長くなり、気候が温暖になってきたことも、部活動への更なる意欲を駆り立ててくれました。
今月の主な活動は、以下の通りです。
「試合」「合同練習」は、いずれも上野高校さんとの合同チームでの活動です。
3月01日(金) 卒業式 ソフトボール部の3年生4名と「お別れの会」
PTA新聞に顧問執筆「ソフトボール部 少人数で活動する意義」掲載
3月08日(金) 学年末考査終了 通学路清掃 部活動再開
3月09日(土) 緑ヶ丘中学校と試合 於:緑ヶ丘中学校
3月10日(日) 松阪高校、セントヨゼフ女子学園と試合 於:セントヨゼフ女子学園
3月16日(土) 奈良情報商業高校と合同練習 於:名張高校
3月20日(祝) 高田高校と試合 於:名張高校
3月21日(木) 入学予定者説明会で、受付誘導係を担当 with新体操部
夕刻、部員5人に、年度末の正副顧問の離任を伝える。
3月22日(金) 修了式&離任式
3月23日(土) 松阪高校、三重高校と合同練習 於:三重高校
3月24日(日) 名張フェニックス(社会人チーム)と試合 於:名張高校
3月28日(木) 合宿1日目 奈良情商高主催の研修大会 於:長柄運動公園(奈良県天理市)
3月29日(金) 合宿2日目 奈良情商高主催の研修大会 於:長柄運動公園(奈良県天理市)
3月31日(日) 午前練習 現顧問「別れ」=新顧問「出会い」
なお合宿(研修大会)で対戦して頂いた相手校は、次の通りでした。
●1日目 粉河高校(和歌山県) 川越高校(三重県) 奈良情報商業高校
●2日目 甲西高校(滋賀県) 奈良朱雀高校 郡山高校(奈良県) 嵯峨野高校(京都府)
練習試合や合同練習の相手をしてくださった学校の皆さま、社会人チームの皆さま、本当にありがとうございました。
名張高校ソフトボール部は、顧問が2人とも転勤します。
主顧問(執筆者)は、2007~2012年度の6年間、このクラブを担当いたしました。
これまで関わってくださった関係者の皆さまに、心から感謝申し上げます。
主に「生徒との距離感」「生徒の動かし方」を、よく学ばせて頂きました。
はじめ4年間は単独チームでしたが、ここ2年間は少人数のため、同じ境遇の上野高校さんと合同チームを編成して活動してきました。
得難い経験をさせてもらったと、感謝しています。
公式戦の最高成績は、2010年度秋季大会(女子1部)の県4強です。その後の準決勝でも、大敗しませんでした(2-4四日市商業高校)。
その直後の2010年度新人大会(0-1×鈴鹿高校)、2011年度県総体(0-1×鈴鹿高校・延長8回)も、強く印象に残っています。
「この試合があったからこそ、その後の練習やチーム運営を頑張れた。」という内容のゲームでした。
ですが、この直後から、少人数ゆえに単独チームの編成ができなくなりました。
学校行事についても、メモを残します。
●体育祭・クラブ対抗リレー
2007年度 2位
2008年度 2位
2009年度 1位
2010年度 2位
2011年度 2位
2012年度 (雨天時の特別プログラムのため実施されず)
●校内マラソン大会(青蓮寺湖畔8.2㎞) 20位以内入賞者
2007年度 1人
2008年度 0人
2009年度 3人(総合4位に入賞)
2010年度 6人
2011年度 4人(5人中4人が入賞、入賞率が最高)
2012年度 3人(総合2位、3位に入賞)
思い出は、尽きません。
顧問の離任を聞いて、度々卒業生が訪ねてくれました。
「顧問・選手との距離感」を、現役時代は必ずしも上手く築けなかった卒業生に対しては、「時間が経って、話せることがあったら、ぜひ教えてほしい。」ということを口癖のように話しています。指導者にとって、とても勉強になることです。まだどこか生々しさが残っていて、今の時点で話しにくいことがあれば、10年後でも、20年後でも、いつでも話してほしいという趣旨のことを伝えています。
せっかく来てくれたのに、嫌なことばかり質問する顧問を、どうか許してください。
主顧問はここまで、以下の学校でソフトボール部の指導をしてきましたが、すべての学校で部員9人以下の「少人数での活動」を経験しています。
鹿児島県立伊集院高校/鹿児島県立大口高校/三重県立亀山高校/三重県立名張高校
少人数の場合、当初は私自身も「校内の他クラブから選手を借りて、公式戦に出場する。」という発想でした。
しかし(不足する人数にもよりますが)選手への教育効果は、合同チームで恒常的に活動することの方がはるかに大きいということがわかりました。
名張高校だけでなく、伊賀地区をとりまくソフトボールの競技環境はますます厳しさを増していますが、中学校ソフトボール部の縮小などの現実から「地域や中学校に責任を押し付けない」こと、少子化などの現実から「時代や世の中のせいにしない」ことを肝に銘じて、特にここ2年間、ソフトボール部の指導に取り組んできたつもりです。
手放すのは簡単なことです。でも、こちらにも、選手にも、意地がありました。
「少人数でも、ここまでの活動はできる。」というビジネスモデルを、示すことができたと考えています。
名張高校ソフトボール部の歩みは、何も終わりません。
今後とも、名張高校ソフトボール部を応援してください。
よろしくお願いします。
[写真は、津市のセントヨゼフ女子学園にて、松阪高校と試合(攻撃側が本校)]
(2013.3.10撮影)
[写真は、本校・第2グラウンドにて、名張フェニックスとの試合(守備側が合同チーム)]
(2013.3.24撮影)
※相手チームの打者は、今春卒業した本校OG(前チームの主将)。
[写真は、奈良県天理市の長柄運動公園にて、奈良朱雀高校との試合(攻撃側が本校)]
(2013.3.29撮影)
[写真は、本校・第2グラウンドにて、新顧問が見守る中、ロングT打撃の練習中]
(2013.3.31/10:32撮影)