西辻一真氏の講演
本日午前中、校外で「進路講演会」を催行しました。
講師の先生は、株式会社マイファームの代表取締役・西辻一真氏です。
1982年生まれの30歳、という若い起業家です。
耕作放棄地を、週末菜園として開発するビジネスモデルで成功したパイオニアです。起業のきっかけや、実際の活動等を、おもしろくお話しして頂きました。
本校生徒をつかむために、
「菜園に○○という芸能人を呼んだことがある。」
「子どもをつかむために、テレビの○○というキャラクターを招いた。」
という趣旨の話をされていましたが、そのようなことを言わずとも、内容的に充分におもしろいお話でした。
全校生徒560名が拝聴しました。
高校生に向けたメッセージの中で、最も印象に残ったのは、
「同じ勉強や競技の中で競うことよりも、誰もやったことがないようなことを着想して実行に移した方が、常に『一番』になれておもしろい。」
という趣旨のお言葉でした。
講演後、執筆者は直接面会する機会があり、多くの質問に回答して頂きました。
改めて近くで拝見すると、若いことに加えて、物腰が柔らかいことに、不思議な感覚を覚えました。
執筆者は毎日のように「情熱を持って」仕事をしているつもりですが、西辻氏は「好奇心を持って」仕事をされているように見えました。
今後もさまざまな仕掛けを構想しているようでした(そのいくつかは教えて頂きました)。
執筆者は公務員ですので、「儲けない」活動の中で生きています。
一方で「儲ける」活動を旨とする起業家さんに対して、そのバイタリティーがどのようなものかをぜひ垣間見ようとしたのですが、予想外の物腰の柔らかさに驚きました。
同じ業界の、いわば「セカンドランナー」に対する姿勢もどこか泰然自若としている風情で、当方としては意外な反応に、逆に感銘を受けました。
西辻さん、お忙しいところ、名張市までお運び頂き、ありがとうございました。
[写真は、名張市のアドバンスコープADSホールにて、西辻一真氏のご講演]
(2012.7.19撮影)