球技大会　新しい伝統

　昨日と今日、球技大会がありました。
　両日とも、熱中症が心配になるような、強烈な晴天でした。

 

　本校は女子生徒が多い学校なので、実施種目は以下のように、女子３種目、男子２種目でした。

 

●女子フットサル
●女子ドッジボール
●女子バレーボール
●男子フットサル
●男子バスケットボール

 

　ここでは、男子フットサル競技をレポートします。
　第一グラウンドにて、２面コートで実施しました。
　運営には、生徒会だけでなく、サッカー部の全面協力をもらいました。感謝。

 

　各チーム８人構成で、ゴールはミニゴール（ＧＫは手を使えない）、ＰＫはセンターラインから無人のゴールにボールを蹴りこむ「的あて」方式（ＤＦのプレッシャー禁止）を採用しました。
　キックイン採用、オフサイドなしは、フットサルのルールと同じです。
　時間は、６分ハーフでした（ハーフタイムなし。コートチェンジのみ）。

 

　１～３学年の全１５クラスに、職員チームが入って、１６チームで４つの予選プールをつくりました。
　各組上位２チームが、決勝トーナメントに上がる仕組みです。
　予選は勝ち点制で、同点の場合は「得失点差」ついで「総得点」で優劣を決めるルールです。

 

　この「予選リーグ→決勝トーナメント方式」は、今や球技大会５種目すべてで採用しています。
　2010年度の球技大会から採用しました。

 

　さて、職員チームの登場についてですが、この方式を採用した2010年度から、「予選から」出場するようになりました。
　かつては、生徒の優勝チームとチャンピオンシップマッチを実施していましたが、生徒と同じ条件で、多くの試合数をこなすようになりました。

 

　ちなみに、女子フットサル競技にも、職員チームはエントリーしています。今回は決勝トーナメントに進出したものの、１回戦でＰＫ敗北を喫しました。おつかれさまでした。

 

　今回は、男子フットサル史上初めて、職員チームが決勝トーナメントを２つ勝ち、決勝戦に進出しました（過去は４位が最高）。
　やるからには、職員チームも「真剣勝負」でした。

 

　思いっきり走り、思いっきり蹴りました。

 

「男子フットサル」決勝戦の結果は、以下の通りです。

 

　職員　０－１　３年２組　
　（前半０－１，後半０－０）

　

　この結果、３年２組が優勝、職員チームは準優勝です。
　唯一のゴールは、Ⅰ君（名張北中学校出身）からセンタリングされたクロスボールを、Ｙ君（桔梗が丘中学校出身）がヘディングで合わせて押し込んだものでした。すばらしいゴールでした。

 

　優勝した３年２組フットサルチームの皆さん、あなたたちは最後まで運動量が落ちず、全員が同じようなテンションで戦っていたので穴が少なかったです。個人の突破力だけに頼らない戦い方が、すばらしかったです。ありがとう。

 

　職員チームも、サッカー部顧問Ｈ先生（体育科・名張南中学校出身）の強烈なシュートがゴールポストにあたり、ゴールの向きが若干変わってしまうような強い弾道でしたが、ゴールの内側には入りませんでした。
　このゲームの中で、職員チームにとって最も惜しいシーンでした。

 

　両チームともこの日だけでも４試合目で、暑さの中でのプレーを強いられてかなり消耗しましたが、最後まで気の抜けない、観ている側には面白いゲームでした。
　試合後だけでなく、試合開始前にも双方が歩み寄って握手をする空気感が、執筆者はとても好きでした。

 

　職員チームは、後半はサッカー部の顧問（主顧問＆副顧問）や野球部・陸上競技部の顧問らが全員コートに入って、真剣に勝ちにいきました。３年２組の担任で、サッカー部顧問Ｎ先生（体育科・青山中学校出身）も、職員チームの側で、真剣に自らのクラスの生徒を「つぶしに」行ってくれましたが、及びませんでした。
　出場された先生方、本当におつかれさまでした。

　

［写真は、本校第一グラウンドにて、球技大会・男子フットサル競技の決勝戦セレモニーで、自分のクラスに激励のあいさつをする担任Ｎ先生］
（2012.7.18撮影、以下同じ）

 

　職員が、大まじめに「生徒の壁になろうとする」名張高校の新しい伝統です。

　

　「名張高校の球技大会に出場して、職員チームと対戦したい」中学生の皆さん、どうぞ名張高校を選んでください（それだけが動機では困りますが、学校行事は大切な成長の契機です）。

 

　私たち職員はいつでも、本気で生徒たちにぶつかっていきます。

 

　在校生も、これから名張高校をめざそうとしている皆さんも、この部分をどうぞよろしくお願いします。
　
　
　［写真は、本校第一グラウンドにて、球技大会・男子フットサル競技の決勝戦、激しくボールを取り合うサッカー部顧問Ｙ先生と３年２組の選手］