後期選抜★新聞投稿

　本日、後期選抜入試がありました。

　これに合わせて、本校職員の投稿した文章が、先週末に新聞掲載されました。

　この春から名張高校に入学する皆さんを意識した「贈る言葉」ですので、この場に転載します。　

　　『夕刊三重』（2012.3.10.土）の投稿コーナー「まちの声」
　　「高校に入ってもぜひ、部活動を続けてほしい」
　　今、公立高校では前期選抜入試が終わり、後期選抜を間近に控えている。既に合格を決めた人も、これから合格を勝ち取ろうと頑張っている人も、この４月から始まる高校生活をさまざまにイメージしているのではないだろうか。
　高校現場の人間として、そんな中学３年生にぜひ言いたい。高校でも部活動を続けてほしい。新しい環境になるのだから、競技種目を変えても構わないと思う。
　今や携帯電話などのＩＴ機器の進化で「個人遊び」が容易になっているが、「集団競技」の中で、必要とされる大きな存在になってほしい。同級生や先輩との関わり合いの中で学ぶことは多いし、良い空気感をつくることができれば、卒業後もその交友は続いていく。運動部の場合は、体力的にきついことも出てくるだろう。そこで励まし合ったり、時に力を抜きたくなる自分を叱ってもらったりすることで、そのクラブは集団として大きく成長していく。アニメや漫画で描かれる青春系スポーツドラマは、まさに今の君たちの手の届くところにある。
　近年、高校の部活動の加入率は、全体として低下しているように思う。人と関わり合うことを煩わしく感じる高校生が増えてきたのかもしれない。
　そこの君、熱心に活動しているクラブに参加することで、自分を大きく成長させてみないか。

　［写真は、本校体育館にて、後期選抜入試の開会行事（諸注意等）］

　（2012.3.13撮影）