教師誕生

 昨日、「少し変わった」出張に行ってきました。

 後期中間考査Ⅱ・第4日のテスト監督後に、本校の教員5名で、奈良教育大学へ行きました。
 同学准教授の赤沢早人氏の研究室で学ぶ、大学3~4回生と交流会を持ちました。
 つまり「教員志望の卵」たちとの懇談です。

名張高校のブログ-教師誕生1

 すでに教員採用試験(大阪府・京都府・兵庫県など)に合格済で、来年4月からの採用が決まっている4回生や、これから教員採用試験の勉強を始めようとしている3回生が対象でした。
 とても正直で、素直な気持ちを聴くことができました。

名張高校のブログ-教師誕生2

 4回生は一様に、いわゆる「内定ブルー」を感じていて、「いま教壇に立って、しっかりやっていけるだろうか?」という気持ちを持っていました。教員養成系の大学なので、教育現場での実習やボランティア活動はかなり経験しているようでしたが、それでも保護者対応など、実習では体験させてもらえない部分などに不安を感じているようでした。

 3回生は、すでに学校現場での実習は経験済で、教師目線でどれだけ現場が大変であるかを相応に理解しているようでした。
 いざその道に向けて採用試験の準備をするべき今の段階で、もう一度足元を見つめなおしたい気持ちでいる学生や、小学校・中学校・高校のうち、どの校種を志望しようか悩んでいる学生もいました。
 また、幼い頃からずっと教員志望で、そのつもりで高校までの授業も受けてきて、そして教員養成系の大学に進学して、今現在アルバイトで塾の講師をしているという非常に熱心な学生から、「このまま、この業界のことしか知らずに、この業界に入っていくことに恐さを感じ始めている。」という意見も聴きました。

 私たち名張高校の教師陣が、これらの不安や疑問に対して、どのような回答をしたかと言いますと・・・・・・。

名張高校のブログ-教師誕生3

 今回、改めて気づいたことは、教師は「語りたがり」であるということです。

 延べ100分以上に及ぶ交流会でした。
 とても珍しい企画だったと思いますが、自分自身が大学時代に、ぜひ体験したい種類の研修でした。
 関係各位に感謝します。

[写真は、奈良市の奈良教育大学・教育実践総合センターの赤沢研究室](2010.12.7撮影)




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