ソフトボール部 中学生との交流

 顧問が執筆します。

 先週土曜日(2010.11.13)、阿山中学校ソフトボール部の選手12名が来校し、午前中、第二グラウンドで合同練習をしました。

 去る8月と10月の二度にわたり、予定していながら雨天等で中止となっていたので、ようやく実現できて安堵しました。

 高校側の私たちが、中学校と練習試合や合同練習をさせて頂く効用は、いろいろあります。ざっと思いつくままに挙げてみると、以下の通りです。

 ①高校生の基本動作の確認(「なぜそれが必要なのか」も再認識)

 ②高校生のコミュニケーション・スキルを上げること

 ③中学校&高校の教職員間の情報交換

 この日の合同練習は、私たちにも大きな勉強になりました。感謝しています。

 上記の3つの点のいずれもが、日常練習では得られない貴重なものでした。②については、特に今の高校1年生部員の新たな側面を見ることができて有意義でした(ふだんは後輩部員がいないので、年下の子に教えたり話しかける機会が皆無)。

 今朝、全部員が提出した各自の「反省ノート」には、この日の合同練習について、以下のようなコメントが寄せられていました。

●「中学校の時の先生と会うことができてよかった。」(1年)

●「今日は、試合とはまた違う感じですごく勉強になった。自分は、中学生に楽しいと思ってもらえるように、楽しくなれる声かけをするように心がけた。」(1年)

●「今日は、はじめて教える立場で練習をした。今度また合同練習があったら、もっとちゃんと中学生に教えられるように、毎日の練習で知識をつけていきたい。」(1年)

●「今日、中学生に教えてみて、言葉で伝えるのはすごく難しいことだと思ったし、自分も教えることで自分のフォームやできていないところを考えることができた。」(2年)

●「みんなが中学生の手本になれるように、基本を大切に練習していきたい。また合同練習の機会があれば、次は(自分たちが)もっとテキパキ動いてボーっとする時間を作らないようにしたい。そして名張高校に来て良かったと思ってもらえるような練習にしたい。」(2年)

 中学校の顧問の先生が、練習終了後に「一日練習にすればよかった。」「また来させてください。」などと言ってくださったので、当方としても光栄なことでした。

 名張高校ソフトボール部は今年度、この日の阿山中学校をもって、伊賀管内のソフトボール部が存在する(公式戦に出場している)すべての中学校とご一緒させて頂いたことになります。

以下に列記します。

 名張市立北中学校・・・・・・・・・・・4月3日、4月10日、7月10日、8月28日

 伊賀市立成和中学校・・・・・・・・・4月10日

 伊賀市立崇広&城東中学校・・・5月2日、9月11日、9月25日

 伊賀市立霊峰中学校・・・・・・・・・7月10日、8月28日

 伊賀市立青山中学校・・・・・・・・・7月18日

 伊賀市立緑ヶ丘中学校・・・・・・・10月11日

 伊賀市立阿山中学校・・・・・・・・11月13日

 中学時代にソフトボール部で活動していながら、高校では競技を続けない生徒が多い現状を、少しでも改善したい気持ちもありました。

 現在、伊賀管内にソフトボール部が存在する高校は5校ありますが、先の公式戦(新人大会)に出場した高校は、上野、名張西、名張高校の3校でした。しかし来年の今ごろは、本校もどうなっているかわかりません。選手の供給は、「活動の充実」以前に「部の存続」に直結する重要な問題です。

 これからも、中学校との交流を大切にしていきたいと思っています。

 [写真は、名張高校・第二グラウンドにて、阿山中学校ソフトボール部との合同練習(キャッチボール)](2010.11.13撮影)

名張高校のブログ-ソフトボール20101113




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