レポートを解くために比較的にみなさんにとって間違い易い問題のヒントを紹介してみたいと思います。

第1回レポートについて

 2) 学習書P58を見てみましょう。これから音楽を楽しむためにも基本的な記号の一つなのでこの機会に覚えておきましょう。
2
5つのメロディー全て教科書にあるものばかりですが、上から2段目のメロディーと上から4段目のメロディーは、アウフタクト(弱起)で始まるので特に、弱起の曲といわれます。覚えておきましょう。この2曲の他にまだ教科書をみると弱起の曲ありますよね。時間があれば探してみてくださいね。


第2回レポートについて

教科書p8〜p9に載せられている曲ですが楽譜の中にたくさん記号が使われていますので参考にしながら表の問題に取り組んで見てくださいね。
・学習書p9(5)をみてみましょう。

(ヴィーデ)コーダ記号で、toからCodaへ演奏する意味になります。この記号が書かれている場合、1回目は、1番カッコを演奏し,2回目は、1番カッコを飛ばして2番カッコを演奏します。D.C(ダ・カーポ)と共に使われることがあり、D.Cは最初に戻る。FINE(フィーネ)で終わり。が書かれていない時もある。



第3回レポートについて

2.〜3  西洋音楽の楽曲の形式

一部形式 一つの大楽節からなる。ふつうは、前楽節4小節・後楽節4小節の8小節。
二部形式 二つの大楽節によって構成される。ふつうは、16小節
三部形式

三つの大楽節、または、三つの小楽節で構成される

複合三部形式

二部形式あるいは、三部形式を三つ組み合わせた構造。中間部をTrioという。

ロンド形式 主要主題(A)が、副主題をはさんで、何度も繰り返し現れる形式で、ABACABAのように構成される。

ソナタ形式

@提示部  第1主題(主調)第2主題(属調)〈第1主題が、短調の時は、平行調となる。〉  
A展開部  主題の展開                             
B再現部・・・主調                               
Cコーダ                         

変奏曲形式 主題と変奏から構成される。変奏曲は、主題を旋律・速度・調性・和声その他を種々に変化させていく。           
フーガ 主題と応答を、対位法に基づき一定の方法で、構成される。ポリフォニー(多声音楽)様式の一形式。            

楽曲の種類

ソナタ 第一楽章・・・ソナタ形式〈急〉
第二楽章・・・リート形式(緩)
第三楽章・・・メヌエット(中くらい)または、スケルツオ(急)
第四楽章・・・ロンドまたは、ソナタ形式(急)
交響曲 管弦楽で、演奏するためのソナタ
協奏曲 独奏楽器とオーケストラのためのソナタで、ふつう三楽章からなる 
変奏曲 主題と、主題を旋律・速度・調性・和声・リズムなどを種々に変化させたものを
一つの楽曲にまとめたもの。                        
組曲 古典組曲(いくつかの古典舞曲アルマンド・サラバンドなど)を、
一定の順序で、ならべて構成。近代組曲・・・形式は、一定していない

大規模な声楽曲

オペラ(歌劇) 独唱・重唱・合唱と管弦楽を中心に、文学的な要素、舞台の美術的な要素、舞踊的な要素、演劇的な要素などを総合して、構成される舞台芸術

オラトリオ  

本来のオラトリオは、聖書の中の物語を題材とし、演奏会の形式で、上演されるのが、通例である。また、世俗的な題材のオラトリオも古くから作られている。
ミサ 

カトリック教会の儀式音楽。歌詞は、ラテン語。ミサの「キリエ」「グローリア「クレド」「サンクトウス」「ベネディクトュス」「アニュスデイ」の五つからなる。

レクイエム

カトリック教会のミサの一つで、死者の安息を祈る音楽。


☆楽譜を書く場合に、特別な方法や記号を使って記譜を省略したり、特別な表し方をしたりして、簡単で、読みやすくしたりすることが、行われ る。この様な書き表し方を略記法という。楽曲の反復に関する略記法をいくつか紹介してみましょう。

1.:‖や‖:〜:‖
 楽曲の一部または、全部の繰り返しの記譜を省略して、目的を達する記号で、:‖や‖:〜:‖で表され、この記号をリピート(Repeat“くりかえし”の意味)という。
.「一番かっこ」「二番かっこ」
  曲の初め〜「一番かっこ」の終わりまで、奏したら、最初にもどってくり返し、途中今度は、「一番かっこ」を省いて「二番かっこ」に進んでいく。「二番かっこ」のあとに、まだ、曲が続く時もある。「一番かっこ」の「1」は、「1st」「First」「T」などとも書くし、「二番かっこ」の「2」は、「Und」「Second」「U」などとも書く。

付点音符と複付点音符(複付点休符)

長音階=長調。短音階=短調。となります。表現のちがいだけですが難しいですね。指定されている
調の前に書いてある音名(ハ・ニ・ホ・・・・・など)がそれぞれ主音になります。短調は、自然短音階(ただ音のみ並べた状態〕・和声短音階(導音と主音の間を半音にする。)旋律短音階(和声短音階の状態にさらに下中音と導音の間も全音にする。)と3種あるので気を付けて仕上げてみましょう。
#(シャープ)=半音上げる(上げたい時に使う)・b(フラット)=半音下げる(下げたい時に使う)

短音階の説明
三種短音階の演奏
初めて見る人は演奏するためのソフトをインストールするか聞いてきます。
「インストールする」を押して、後はコンピュータの指示に従って下さい。




         

第4回レポートについて
日本の民謡を少し載せてみたいと思います。

北海道 江差追分・ソーラン節など
青森県 南部甚句・津軽あいや節・津軽じょんがら節など
岩手県 南部あいや節・盛岡さんさ踊りなど
宮城県 斉太郎節・石巻茶摘み唄など
秋田県 秋田おばこ・秋田追分など
山形県 庄内おばこ・花笠音頭など
福島県 合図磐梯山・いわき盆唄・相馬盆唄など
栃木県 鬼怒川船頭唄・日光山唄など
群馬県 八木節・草津節など
埼玉県 秩父音頭など
千葉県 木更津甚句・銚子大漁節など
東京都 東京音頭など
神奈川県 だんちょね節・箱根馬子唄など
新潟県 越後追分・佐渡おけさなど
富山県 こきりこ節・しばんば節
石川県 加賀はいや節・山中節など
福井県 芦原節・越前舟漕ぎ唄など
岐阜県 郡上踊り・高山音頭など
愛知県 岡崎五万石・津具馬車曳き唄など
静岡県 次郎長音頭・駿河大漁節など
長野県 安曇節・木曽節など
山梨県 武田節・甲斐の金山節など
三重県 伊勢音頭・尾鷲節など
滋賀県 淡海節など
京都府 福知山音頭など
大阪府 河内音頭・浪速の四季など
兵庫県 明石音頭・でかんしょ節元唄など
奈良県 吉野木挽き唄など
和歌山県 串本節・紀州夜節など
鳥取県 松江音頭・津和野音頭など
島根県 出雲音頭・隠岐追分・安来節など
岡山県 高瀬舟唄・カッカラカ・など
広島県 宮島音頭・三原やっさ節など
山口県 男なら・よいしょこしょ節など
徳島県 阿波踊り・祖谷(いや)の粉ひき唄など
香川県 金比羅舟ふね・など
愛媛県 伊予節・宇和島さんさなど
高知県 よさこい節(土佐節)・よさこい鳴子踊りなど
福岡県 黒田節・博多どんたくなど
佐賀県 佐賀箪笥長持ち唄など
長崎県 諫早(いさはや)甚句・島原の子守唄など
熊本県 五木の子守唄・おてもやん・肥後土搗(つ)き唄など
大分県 臼杵米とぎ唄・宇目の唄げんかなど
宮崎県 稗搗(稗月)節・安久(やっさ)節など
鹿児島県 おはら節・串木野さのさ・奄美の子守唄・六調節など
沖縄県 安里屋ユンタ・てぃんさぐの花・谷茶前など



    

第5回レポートについて

教科書の方法で作曲してももちろんいいのですが、より簡単に作る方法としていくつか挙げてみたいと思います。「作曲」というと難しく考えがちですが交通法規のようにきまりさえ覚えれば誰にでも出来ると思います。
1) 五線譜にト音記号を書いてみましょう。
         
線は、下から第一線・第二線・第三線・第四線・第五線と、よび第一線と第二線の間を、第一間,第二線と第三線の間を第二間、第三線と第四線の間を第三間、第四線と第五線の間を第四間とよびます。

さてト音記号の書き方ですが、第二線から第三線に向かって弧を書きさらに第一線へ向かってなだらかに弧を書きます。次にななめ右上方向へ進み八の字を描くように第四線で交差して第一線より下でまるを作り結ぶ。
第五線
第四線
第三線
第二線
第一線





第四間  
第三間
第二間
第一間
2) 拍子を決めましょう。

最初のうちは、(4分の4拍子)や(4分の3拍子)などが比較的に作りやすいと思います。
少し慣れてきたら(8分の6拍子)や(8分の3拍子)にも挑戦してみては、いかがでしょうか?
いろいろ試しながら遊び感覚で楽しみながら気軽にしてみましょう。
大事なのは、最初に決めた拍子に従って、特別な事情がない限り必要な拍数分を入れて
メロディーを作っていきます。
拍子の分母(下の数字)は、音符の種類を表し、分子(上の数字)は、分母の音符を1拍として各小節必要な拍数をあらわしています。

3) 調性(○長調・○短調とよばれているものを指します。)を決めましょう。

○長調は、明るい感じになり○短調は、暗い感じになります。初めて作曲される人は、ハ長調(ドかソではじまりドか ソで終わる)か、イ短調(ラかミで始まりラかミで終わる)が、おすすめです。

小節数は、一番短くて二小節、その後は、四小節・八小節もう少し長くしたい場合は、一六小節になります。ムリをしない程度でいろいろつくってみましょう。

どうしても難しく感じる時は、自分の作りたい曲のモデルを少し模倣してもいいですね。ただし盗作はしないでね。


第6回レポートについて

教科書p32に載っている”春への憧れ”です。コードネームが書いてありませんからp35の”ダニーボーイ”を参考にしたり巻末のカラーページにあるキーボード・コード表も見ながら自分なりに自由にコードを考えてみましょう。最後のレポートなので特に最後までがんばりましょうね。