第11回


「1」

教科書p212

 1920年代のアメリカは現代以上にアメリカが繁栄を謳歌した時代です。この繁栄は永久に続くものだとアメリカの人たちは信じていました。世界をリードする国は、かつてのイギリスからアメリカに完全にシフトしていました。

「2」

教科書p214

○ニューヨークの株式取引所での株価の大暴落から始まる大不況を乗り切るために、フランクリン・ローズヴェルト大統領がラジオ放送を通じて国民に語りかけた様子は、私の大好きな映画の一つ『ペーパー・ムーン』の中にでてきます。(この映画すごく楽しくて、ちょっと悲しくて心に残る映画です。ぜひDVDなりビデオなりで見てみてください。)

○アメリカから始まった世界恐慌を乗り切るために、持てる国(植民地)は、他国からの輸入を阻止し、自国の勢力範囲の中のみで自給自足をすることで、この大不況を乗り切ろうとしました。そしてそのことが結果としては、もたざる国(ドイツ、日本、イタリア)のファシズム、軍国主義を導き、武力による世界の再分割をそれらの国が要求してゆく流れを作った一つの要因であるとして、第二次世界大戦後『自由貿易』を推し進めることが世界の平和のために必要なことであるという共通の認識が出来上がっていきました。

○ヒトラーについてはスクーリングで取り上げてくわしくみる予定です。

○イタリアでファシスト党を結成したのは、ムッソリーニです。(教科書p204参照)・・・実はヒトラーの憧れの人でした。後に立場は逆転します。
「3」 (1)

教科書p220、p222〜223
 ナチスによる第二次世界大戦の開始からドイツの敗戦まで

(2)

教科書p218、p220〜

 日中戦争の開始から真珠湾奇襲をへて原爆投下、日本の敗戦まで

(3)

教科書p223

 日本がまだ優勢だった1941年にアメリカとイギリスは戦後の世界平和のための構想を話し合っていました(大西洋憲章)。彼らにとって日本の敗戦はこの時点でわかりきっていたことなのですね。
「4」 論述問題

教科書p244〜245

核はその恐ろしさとは裏腹に、今なお広がり続けています。先進国がその核の削減と核拡散を防止するように働き続けているのも関わらずです。日本もまた核兵器とは無関係でいることは難しいでしょう。今後の核について、考えてみてください。


戻る