2010年 標準古典 参考動画集 源氏物語 宇治十帖編

以下の動画は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が、ミレニアムプロジェクト「教育の情報化」政策の一環として、平成11(西暦1999)15年度(2003年度)にかけて開発された「教育用画像素材集」の一部です。この中から、「源氏物語」学習の参考になる画像を紹介します。「教育用画像素材集」には、他にも学習の参考になる画像や動画がたくさんありますので、機会があれば、http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/list.htmlのページも訪問してください。なお、画像はすべてmpg形式になっています。


宇治宇治[動画/320×240ピクセル/2.6MB]
宇治は京の都から、初瀬に詣る人たちの通り道で、ここで中宿りをしました。また宇治は、平安朝の貴族の別荘地でもありました。公務を離れた貴族たちも、ほっとした気分で宇治を舞台にした源氏物語などを楽しんで読んだことでしょう。


宇治十帖宇治十帖[動画/320×240ピクセル/3.5MB]
源氏物語は54帖からなっていますが、45帖「橋姫」から最終の54帖「夢の浮橋」までは宇治を舞台にしているところから「宇治十帖」と呼ばれています。画像は宇治十帖をイメージしたモニュメントです。

宇治の川と橋宇治の川と橋[動画/320×240ピクセル/2.1MB]
源氏物語の宇治十帖は、「橋姫」で始まり、「夢の浮橋」で終わります。橋から橋へ、源氏物語の主人公も光源氏から、その子薫、そして孫の匂宮へと移り変わっていきます。宇治十帖は、宇治の川と橋が大きな要素を占めています。


宇治上神社宇治上神社[動画/320×240ピクセル/3.3MB]
宇治上神社の本殿は、現存する最古の神社建築です。源氏物語「宇治十帖」の宇治八宮の情景を彷彿とさせる佇まいを見せています。日本の王朝文化の遺産として、ユネスコの世界遺産に登録されています。


宇治上神社境内宇治上神社境内[動画/320×240ピクセル/3.4MB]
宇治十帖には、政権抗争に敗れて隠遁した桐壺帝の皇子八宮の庵は、訪れる人もないと書かれています。宇治上神社の境内に立つと、まさに「網代のけはい近く、耳かしましき川のわたりにて」という源氏物語の情景が浮かんでくるようです。