2010年 標準古典 参考動画集 平安時代の生活編

以下の動画は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が、ミレニアムプロジェクト「教育の情報化」政策の一環として、平成11(西暦1999)15年度(2003年度)にかけて開発された「教育用画像素材集」の一部です。この中から、平安時代の文学の学習の参考になる画像を紹介します。「教育用画像素材集」には、他にも学習の参考になる画像や動画がたくさんありますので、機会があれば、http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/list.htmlのページも訪問してください。なお、画像はすべてmpg形式になっています。



平安時代の生活


絵の中の貴族の女性:平安時代絵の中の貴族の女性:平安時代[動画/320×240ピクセル/1.5MB]
源氏物語絵巻には,さまざまな女性たちが描かれていて,当時の貴族が,どんな色やどんな柄(がら)の十二単(じゅうにひとえ)を好んでいたのかがわかる。協力:徳川黎明会



→ この源氏物語絵巻「東屋」には、侍女が物語を読み、姫君が聞き入る様子が描かれています。

貴族のやしき:平安時代貴族のやしき:平安時代[動画/320×240ピクセル/2.3MB]
貴族は寝殿造(しんでんづくり)といわれる屋敷(やしき)に住んでいた。中央の寝殿には主人が住んでいた。庭には舟遊びができる大きな池があり,池には釣殿(つりどの)と呼ばれるバルコニーのある建物がはりだしていた。協力:三重県・いつきのみや歴史体験館


→「更級日記」

貴族のやしきの内部:平安時代貴族のやしきの内部:平安時代[動画/320×240ピクセル/2.8MB]
斎王(さいおう)という皇族(こうぞく)の女性の部屋の復元である。女性は畳(たたみ)の上にすわっている。右側には,ひじをかけて休むための台,脇息(きょうそく)がある。さらにとなりには御帳台(みちょうだい)とよぶ寝室がある。協力:三重県・斎宮歴史博物館


→「斎宮歴史博物館」は2010年6月5日は、晴天の場合、第28回斎王まつりのため、開館時間を20時まで延長します。雨天で前夜祭が中止の場合は、17時閉館です。詳しくは、「斎宮歴史博物館」HPでご確認ください。

貴族の男性の服(束帯):平安時代貴族の男性の服(束帯):平安時代[動画/320×240ピクセル/2.7MB]
貴族の男が儀式(ぎしき)のときに着る服,束帯(そくたい)は,位によって服の色が変わり,黒は高い位。かんむりをかぶり,手には笏(しゃく)を持ち,刀をこしにつける。服の一部が後ろから長くでているが,これは裾(きょ)という。協力:平安神宮平安講社


貴族の女性の化粧(けしょう):平安時代貴族の女性の化粧(けしょう):平安時代[動画/320×240ピクセル/2.4MB]
貴族の女性は丸顔で白いのが美しいと思われていた。そこで,顔全体を白くぬり,まゆ毛をぬいて,ぼかしたまゆをかき,くちびるは小さく赤くぬった。協力:平安神宮平安講社



→「更級日記」

貴族の女性の服(十二単):平安時代貴族の女性の服(十二単):平安時代[動画/320×240ピクセル/2.8MB]
貴族の女性は動きにくい服装(ふくそう)をしている。この服装は何枚も同じ形の服を重ねるので十二単(じゅうにひとえ)といわれている。いろいろな色の服を重ねて着るので,襟元(えりもと)や袖口(そでぐち)が美しく見える。協力:平安神宮平安講社