2010年           標準古典 参考動画集 万葉集編

以下の動画は、独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)が、ミレニアムプロジェクト「教育の情報化」政策の一環として、平成11(西暦1999)15年度(2003年度)にかけて開発された「教育用画像素材集」の一部です。この中から、「万葉集」学習の参考になる画像を紹介します。「教育用画像素材集」には、他にも学習の参考になる画像や動画がたくさんありますので、機会があれば、http://www2.edu.ipa.go.jp/gz2/list.htmlのページも訪問してください。なお、画像はすべてmpg形式になっています。
万葉集

万葉集 奈良1

万葉集 奈良2


大伯皇女

大伯皇女2

山上憶良

大宰府都府楼跡
大宰府都府楼跡[動画/320×240ピクセル/3.2MB]
憶良らは今はまからむ子泣くらむ それその母も我を待つらむぞ 卷5-337 山上憶良  山上憶良は、ここ大宰府に筑紫の国守として赴任し、筑紫歌壇でも活躍しました。漢文学の造詣も深く、また遣唐使を務めたこともあります。
伊勢神宮伊勢神宮[動画/320×240ピクセル/2.5MB]
我が背子を大和へ遣るとさ夜ふけて 暁露に我が立ち濡れし 卷2-105 大伯皇女  伊勢斎宮として仕える大伯皇女。謀反の疑いをかけられた弟の大津皇子は、ひそかに姉を訪ねます。歌は、やむなく弟を都へ帰す悲しみを詠っています。

二上山二上山[動画/320×240ピクセル/2.3MB]
うつそみの人なる我や明日よりは 二上山を弟と我が見む 巻2-165 大伯皇女  二上山には、謀反の疑いで処刑された大津皇子が葬られています。伊勢の斎宮であった姉の大伯皇女は、弟の死を悲しみこの歌を詠みました。
万葉集の部立 奈良公園あたり
万葉集の部立 奈良公園あたり[動画/320×240ピクセル/1.8MB]
万葉人が歌った喜び、悲しみをイメージさせるような奈良公園と近くの浮見堂の風景です。万葉集は、恋愛歌を中心に、親子・兄弟・友人などの親愛を詠んだ「相聞」。人の死を悼む「挽歌」。国見や行幸、宮廷生活の歌などの「雑歌」に分類されます。
万葉集の成立 奈良万葉集の成立 奈良[動画/320×240ピクセル/2MB]
藤原京から平城京へ遷都した面影を今も伝える古都奈良の風景。万葉集もこの時代、七世紀から八世紀の半ばくらいにかけて作られた日本の一番古い歌集です。およそ百三十年間の四千五百首を超える歌が二十卷に集められています。

大伴家持

大伴家持越中の歌碑[動画/320×240ピクセル/2.6MB]
春の園紅にほふ桃の花 下照る道に出で立つ娘子 卷19-4139 大伴家持  寒い北国でようやく春を迎えた喜びの歌です。有名な樹下美人図のような見事な世界を詠んだ歌として、家持の代表作の一つになっています。高岡市にある歌碑です

大伴家持越中の歌碑