「歴史を学ぶ意味」ってなんだろう?

 3年世界史では、日頃から時事問題も交えながら授業を行っています。その際、「あれ、でもなんで歴史って学ぶんだろう?」と疑問に思うこともありますよね。

 11月2日(火)5,6限は、東京大学教養学部の中村元哉先生をお招きして、「歴史を学ぶ意味」について特別講義をしていただきました。これまで授業で学んできた内容が中村先生の研究テーマに繋がっていき、高校での学びが大学での研究、さらには社会へ出てからの学びにも広がっていくことを体感しました。

 現在授業では、「なぜ?どうして?」という部分を大切にしていますが、中村先生からお話のあった「批判的精神で考える」というところは、「問いを立てる」部分と繋がっていると生徒は感じられたようです。

  

 授業後は、大学で日中関係を専攻予定の生徒が話し込んだり、講義を受けられなかった生徒から質問があったりと、中村先生を引っ張り続けていました。中には、

 「先生の考える教育とは何ですか?」

と、いいなんゼミで教育について考えている生徒が、本質的な問いをぶつけていました。

 先生・生徒ともに有意義だったようで、中村先生からは「また来年度もお願いしたい」と大変ありがたいお話もいただきました。