防災訓練で備蓄米の炊き出しを実施

 地域の避難施設に指定されている本校では、昨年、農業高校としての特色を活かした地域貢献ができないものかと考え、学校の水田で収穫されたお米を150kg備蓄してきました。この量は、およそ800食分で、全校生徒と教職員一人1食分に相当します。この1年間に、備蓄米を使うような災害はなく、新米の収穫期を迎えて、処分方法を検討してきました。備蓄した趣旨に沿う方向で利用すべきだということになり、先日、防災訓練の中で炊き出しを実施して、全員に配付しました。炊き出しは、生活文化科の3年生80名と生産技術コース3年生30名、合わせて110名が担当しました。炊き出しには、日本赤十字社が扱っている包装食袋(ハイゼックス)を使って、簡易な方法で実施しました。
災害が発生した際、学校の地域防災に果たす役割を、新たに一つ確認できました。また、関わった生徒たちが、この経験を活かして地域貢献してくれることに期待します。

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 12月8日に第二回防災訓練を実施します。内容は防災講話と三角巾包帯法の講習です。地元の河原田地区にお住まいの方は、参加していただくことができます。地域の皆様で参加を希望される方は、河原田地区市民センターへ11月21日(金)までに電話で申し込んでください。(TEL:059−345−5020)定員になり次第締め切ります。